TOWER RECORDS渋谷店で、清志郎の特集「清志郎博覧会」が開催されていたので、なんと先々週と昨日の2回も出かけてしまった。
普段の私の行動パターンからは我ながら信じられないくらい行動的だ。
その「清志郎博覧会」が良かったのだ。
そーんなに大きなスペースじゃないし、そーんなに大盛り上がりてワケじゃないんだけど、何故か良かったのだ。
なにしろ、CDショップで清志郎のCDがDVDがディスプレイを飾ってる。
こんな些細なことですらこの数年は全くなかった。
「Baby#1」発売日だって、私が購入したお店では棚に数枚しかなかった。
が、渋谷タワレコは違った。
先々週は新宿タワレコにも寄ったんだけど、新宿もけっこう大きく飾ってくれていた。
嬉しかったのだ。
渋谷タワレコ「清志郎博覧会」では、No Music No Lifeポスター撮影時のスーツや有賀幹夫氏撮影の写真パネル、ポスター、アクセサリー、Tシャツ、銀塩フィルム展示会(だっけ)に出展された清志郎の写真、清志郎の絵、ハッピ、スカジャン、などなどが飾られてあった。
あ、そういえば、10数年前の素敵なクリスマスで配られた升もあったりした。
そうだ、自転車名人の表彰状もあったな。
博覧会スペースまでの5メートルくらいの床には清志郎(RC)のアルバムのジャケットとともに代表曲の詩の一部が書かれていたりもした。
店先では「Baby#1」がガンガンかかってるし、DVDは流れてるし。
すごく素敵な空間だったのだ。
タワレコはすごいなー。
大好きになりそうです。
2010春 梅津和時・プチ大仕事@新宿PIT INN
先日(19日)、『2010春 梅津和時・プチ大仕事@新宿PIT INN』に行ってきました。
4日目、副題?に「清志郎を支えたバンドマンたちの、愛と誇り。」とあります。
メンバーは、Nice Middle & NEW Blue Day Horns。
梅津和時(sax,cl)、三宅伸治(vo,g)、厚見玲衣(key)、中村きたろー(bass)、江川ゲンタ(ds)、片山広明(sax)、渡辺隆雄(tp)です。
これは行くしかないでしょう。
とはいえ、チケットはすぐに完売。
どーにかして当日までに入手しました。
新宿PIT INNといえば、老舗のジャズのライブハウス。
なんとはなしに一見さんには手強そうなイメージがあります。
なもんで、なんだか緊張。
が、いつものごとく、開場時間をちょっと過ぎた頃に到着、お客さんは既に満員。
超、がつくくらいかもしれません。
出入口から数メートルくらいしか動けません。
ステージ、まったく見えません。
くぅー、残念。
ステージ右側に比較的大きなモニターがあったので、基本、そちらばかり観ることになりました。
会場にはオーティスばかりが流されていたようです。
ステージは見えないけれど(悲しい)、いい気分。
で、20時、開演。
いやー、Nice Middle with NBDHだ。
いや、表記が違うぞ。Nice Middle & NBDHだ!
このメンバーが揃うのは、昨年のFuji Rock以来かなー。
あのFuji Rockはトクベツだったからなー。
ま、今日も特別かもしれないけど、とにかく嬉しい。
そして一発目、インストルメンタルの「I Can’t Turn You Loose」で始まりました。
いやーカッコイーぞ。
好きだな、この感じ。最高だ。
ステージはまったく見えないけれど(悲しい)、とっても楽しい。
これはいい。ほんとにいい。
「Hard To Handle」、「Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)」と伸ちゃん和訳(と思われる)のオーティスナンバーが続きます。
で、「REMEMBER YOU」。清志郎ナンバーだ。
楽しいぞ。最高だーっ。
ってな感じで、清志郎ナンバーを織り交ぜつつすげーカッコいーステージが進んでいきました。
いや、ホントに良かった。
伸ちゃんボーカルの清志郎ナンバーは、ちょっと優しい感じになっていて新鮮。
そして、Nice Middle & NBDH。
誰が、どこが、凄すぎってわけでもない(ってわけでもないか)のに、全体としてめちゃくちゃ気持ちイイ。
いまさらですが、ホントにいいバンドだよなー。
あたりまえか。
清志郎のライブの時は、やっぱり清志郎中心に観ちゃうし、たぶん清志郎のボーカルが中心のアレンジにしていたと思う。
清志郎不在のステージ、そりゃー悲しいけど、だからこそなおさら、このバンドの凄さをひしひしと感じることができました。
そりゃーそうだよな。
一人ひとりがそれぞれ他のバンドなりフィールドで活躍しているんだもんなー。
しかもたぶんそれぞれ20年以上のキャリアの持ち主。
凄くないわけがない。
あぁ、支離滅裂としてきた。
一部(この日は二部構成でした)のなかで印象に残っているのが「春の嵐」。
この曲は梅津さんと清志郎の共作なので、絶対演るって思ってましたが、アレンジがともかく秀逸に感じました。
アルバムよりもジャズっぽい感じでカッコよかったです。
厚見さんのピアノ(?)に梅津さんのSax、よかったなー。
そう、厚見さん。
清志郎のライブでは、いまひとつその音が目立たなくて、と感じていたんですが、この日のライブではその華麗なプレイを堪能できました。
これも嬉しかったな。
その厚見さんのピアノがむちゃくちゃ美しいバラード「君を信じてる」が一部最後の曲でした。
まさか、この曲が聴けるとは思ってもいなかったので感動でした。
最高です。ちょっと泣けました。
そして20分の休憩後に第二部。
インストルメンタルの「Shake」で始まりました。
各々のソロもフンダンにあって楽しいぞー。
で、清志郎の曲を交えて(「ひどい雨」が聴けて嬉しい)、RCの「いい事ばかりはありゃしない」。
ひときわ盛り上がりましたね。
面白かったのが、伸ちゃんを除く方々が歌を回していたところ。
何しろステージがまったく見えないのでよくわかんなかったんですが、たぶん、伸ちゃん除く全員が歌ってたんじゃないかなー。
ここでも厚見さん(だと思う)のボーカルが印象に残ってるかも。上手くて。
片山さんの時かな、メロメロで会場爆笑でした。
なんだか良かったなぁ。まさに泣き笑いみたいな。
お客さんの歌声も凄かったし。
そして「ダンス天国」。
伸ちゃんが「ボスのダンス天国」って言ってから始まったんですが、これがまた凄くて。
歌詞が全部清志郎(RCとか含む)の曲のタイトル、もしくは歌詞からできてました。
すごいなー。
このバージョン、初めて聴きました。たぶん。
演奏も超カッコイーし、客席大盛り上がり。
メンバーのソロ回しもフンダン。
コール&レスポンスもあったかな。
とにかく熱い演奏でした。
若いよー。メンバーも客席も。
最後は伸ちゃんの清志郎バリの「Gotta, Gotta, Baby〜」シャウト!
むちゃくちゃカッコいー。
だがしかし、こんなもんじゃなかった。
続いて「ベートーベンをぶっとばせ」。
たぶん曲中のシャウトは全部「忌野清志郎!」。
最後は「俺たちの忌野清志郎!」。盛り上がらないわけがありません。
そして「JUMP」。お客さんの歌声で伸ちゃんのボーカルが聴こえないくらいです。
最後は伸ちゃんの新曲「ボスのソウル」。
優しくて強いバラードでした。
この曲だけは泣けました。
いい曲です。
伸ちゃんにしか歌えない曲でした。
アンコール。
1曲目は「スローバラード」。
梅津さんのSaxがボーカルパートのインストルメンタルでしたが、お客さんの歌声が凄い。
間奏は梅津さんじゃなくて伸ちゃんのギター。
小川銀次さんを彷彿させるカッコいーソロでした。
こういうスロバラもいいよなぁ。しみじみと感動でした。
が!
続いて「上を向いて歩こう」。
これもほとんどインストルメンタルだったのかな。
とにかくお客さんのボーカルがすごいすごい。
大盛り上がりでした。
そして、最後は「雨あがりの夜空に」。
何も言うことないですねー
良かった。スゴク良かった。
清志郎の不在。
これは確かに大きいです。
こんな一行で済ませることなんて、とてもできないほど大きく重たいです。
でも、悲しんでばかりじゃ何も始まらない。
このライブでは、あらためて、清志郎不在のその後を見せてもらった気がします。
どこまでも前向きでした。
こんなにいいライブを観ることができる。
清志郎の歌を100年先でも伝え続ける。
梅津さんがこんなニュアンスのことを語っていましたが、そうだよな。
こんなに楽しいことはそうそうないかもしれません。
そう、なにしろ、Nice Middle & NBDHの演奏は最高です。
清志郎の歌を伝え続けるには一番の、これ以上考えられないバンドだと思います。私は。
最高!
ありがとう!
客席からはこんな掛け声があちこちから聞こえました。
私もホントにそんな気分です。
2回目のアンコールを求める拍手が止まないなか、梅津さんがステージに戻ってきてくれました。
一年にいっぺんとかじゃなく、もっと演りたいって言ってくれたような気がします。
最後に「乾杯!」そしてステージを降りる直前には天に向かってグラスを掲げてました。
という、2010春 梅津和時・プチ大仕事@新宿PIT INNのライブでした。
ホントに良かったです。大満足です。
日本にもこんなにイカれたカッコいーバンドがいるじゃないか。
あらためて思いっきり感じることができました。
ありがとう、梅津さん。
最高だぜ、Nice Middle & NEW Blue Day Horns!
最後に曲リスト。間違ってるかもしれません。
【第一部】
I Can’t Turn You Loose(instrumental)
Hard To Handle
Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)
REMEMBER YOU
It’s ALL Right
胸が張り裂けそう
春の嵐
君を信じてる
【第二部】
Shake(instrumental)
(?)(instrumental)
愛と平和
ひどい雨
いい事ばかりはありゃしない
ダンス天国
ベートーベンをぶっとばせ
JUMP
ボスのソウル(伸ちゃん新曲)
〜アンコール〜
スローバラード(instrumental)
上を向いて歩こう
雨あがりの夜空に
MTV A Class:忌野清志郎
先日といっても、一週間くらい前、「MTV A Class:忌野清志郎」を観ました。
PVを流すだけ、の番組ですが、ソロになってからのものだけの選曲でなかなか面白かったです。
激しい雨、Oh! RADIO、Baby#1という流れは、けっこー涙涙です。
ということで、放送された曲。
君にだけわかる言葉
パーティをぬけだそう!
サンシャイン・ラブ
トランジスタ・ラジオ
ハイウェイのお月様
よそ者
いつか観た映画みたいに
Good Lovin’
QTU
君が代
WANTED
JUMP
雨あがりの夜空に 35
ROCK ME BABY
サイクリング・ブルース
愛を謳おう
仕草
激しい雨
Oh! RADIO
Baby#1
ゴールデンスランバー
映画「ゴールデンスランバー」を先日(13日)観てきました。
山本周五郎賞を受賞した伊坂幸太郎の逃亡劇を中村義洋が映画化。主演に堺雅人、共演に竹内結子、吉岡秀隆、香川照之、大森南朋、柄本明ほか。野党初となる首相の凱旋パレードが行われている仙台で、ラジコンヘリ爆弾を使った首相暗殺事件が起きる。時を同じくして、久々に旧友・森田と再会を果たしていた青柳は、突然現れた警官から発砲され、追われる身となってしまう。
(eiga.com)
公開されてからひと月以上経ちますが、ネットとかでは評判がいまひとつですね、なんとなく。
上のあらすじをちょっと読むだけで奇想天外だよなー。
ミステリーっぽいけど、どうやら謎解きを楽しむものじゃないんだろーなー。
斉藤和義が音楽だよなー。
などと思いつつ、観たところ、これがまたなかなか面白かったのです。
原作は読んでないし、事前の下調べ?もほぼゼロで観ましたが、「謎解きには期待しない」ってところが成功だったような気がします。
ミステリーとしては、正直、どーかねーってところが多々あるし、伏線があったとはいえ花火はないんじゃないとか、気になりだすとどどーっと崩れてしまいそうな。
でも、そんなに気にすることはないさーっていう強引なパワーも感じられました。
とにかく「逃げろ」ってところに一点集約してるのが良いのです。
なんだかよくわからないけど「逃げるんだ げるんだ」という。
比較的テンポもよかったように思えるし。
斉藤和義の音楽もスゴク良かった。
たぶん、斉藤和義が演ってるって知らなかったとしてもスゴクいいって感じたと思います。
学生時代を振り返るシーンもけっこうよくて、好きです。
竹内結子はちょっとぎりぎりって気もしますが、堺雅人、吉岡秀隆はさすがだねーって感じで。
最後の最後のエピソードもいいし。
これまた謎解きになってるわけじゃないんだけど、あぁこういうことだったのかもしれないなーと思える終わり方で、これはこれでアリだよなって気がします。
ということで、映画館で観たことを後悔はしない、くらいの面白い映画でした。
ゴールデンスランバー。
Alex Chilton
Alex Chiltonが亡くなったらしい。
59歳とのこと。うーむ。
Alex Chilton、失礼ながら名前も忘れかけていた。
こういう時にしかってのはどうかなと思いつつ、10数年ぶりにCDを聴いてみる。
ベスト盤しかもっていない。
カッコいー。
R&Rだ。ちょっとイカれてる。
なんで、このCDを買ったのか。
そもそもなんでAlex Chiltonを知ったのか。
Wikiなんかをざっと見ながら、Teenage Fanclubだ。って思い出した。
1993年くらいかなー、ギター・ポップ・バンドっていうのかなーにちょっとハマっていた。
とはいえ、今、ぱっと他のバンドの名前が思い浮かばないくらいだからそれほど夢中になってたってわけじゃないんだろうな。
で、そのTeenage Fanclubの「Bandwagonesque」ってアルバムが好きだった。
まだ活躍してるんだな、Teenage Fanclub。
ということで、これまた久しぶりに「Bandwagonesque」を聴きながら、寝ることとしよう。
Baby#1/忌野清志郎
清志郎のニューアルバム「Baby#1」を聴き始めてから2週間が経った。
タイトルチューンである「Baby#1」を聴いてからは概ね40日が経った。
この間、まさに「Baby#1」漬けの毎日だった。今もそうだ。
凄まじい勢いで聴きまくってる。
さすがにこんな体験は初めてだ。
なぜこれほどまでにこのアルバムに惹きつけられるのか。
この年のこの時に、清志郎のニューアルバムが聴ける。
こんな理由だけでも十分なような気もするが、やっぱりそんなことはないだろう。
このアルバムを2年前の今日聴いたとしても、同じように夢中になれる、そんな気がする。
ジャケットがいい。
清志郎の写真がスゴクいい。
一筋縄ではいかない、ただカッコいーだけではない魅力が溢れてる。
清志郎の声がいい。
いつものことだけど、最近の作品にはない、いい意味での若さがある。
いかにも生意気そうな声だ。引きつけられる。
最近の作品と比べて説得力はないかもしれないが、どうしても聴かずにはいられないパワーがある。
まるでステージ上の清志郎みたいだ。
アレンジがいい。
これはホントにいい。
スゴクいい。何より好みだ。これは大きい。すごく大きい。
キラキラしてる。
なんだそれ?って我ながら思うが、数日前に頭に浮かんだこの「キラキラ」が自分の中では一番シックリくる。
清志郎がプロデュースしたら、たぶん、こういう音にはなっていなかっただろうとも思う。
きっと、もっと暗くなっているだろう。いい意味で。
「それはやっぱり僕がギター弾いてる曲が多いんで、暗いんだと思います」
「殆どの曲で僕がギターを弾いてしまったんで、やっぱり本物のブルースが出ちゃったかなっていう懸念はありますよね」
渋谷陽一によるインタビューで、アルバム「コブラの悩み」について清志郎はこんな風に答えている。
どこまで本気なのかさっぱりわからないけど、なんとなく納得できる。
そういう意味では、清志郎自身はこういうアレンジは気に入らないかもしれない。
でも、いいのだ。私にはいいのだ。
どの曲も嬉しい驚きでいっぱいなのだ。
ホーンやコーラス、ギターの入り方がものスゴク絶妙なのだ。
これはきっとZAKさんの力によるところが大きいんだろう。きっと、たぶん。
でもって、すべてのホーンは後から被せたもののようなので、梅津さんのパワーも全開!って感じなんだろう。きっと、たぶん。
Chaboのギターもすごいし、金子マリや竜平ちゃんのコーラスも素晴らしい。
何より素晴らしいのは、清志郎のボーカルとのコンビネーション。
まるでひとつのスタジオでせーのでセッションしているような、そんな感じだ。どの曲も。
これは奇跡だ。
あまり大げさには言いたくないが、奇跡、といってもいいんじゃないか。
そんな気がする。
そして、この奇跡は、「Baby#1」の製作に関わった方々の「思い」の結果ではないか。
そんな気がする。
「Baby#1」を聴くことができて、ホントに嬉しい。
幸せなのだ。
メルトダウン(Baby#1/忌野清志郎)
アルバム「Baby#1」のラスト10曲目は「メルトダウン」。
原発事故をこれ以上ないくらいにストレートに歌ったものです。
ヘビーですね。
【科学の力を 信じていたのに】
このフレーズに凝縮されているような気がします。
歌詞もヘビーですが、演奏もちょっとサイケデリックな感じが入っていて重たいです。
ギターがメインですが、なんだろう、ストリングスというんでしょうか、弦楽器がいい感じに雰囲気を盛り上げてます。
で、「メルトダウン」は1993-10-27発売の2・3’Sのセカンドアルバム「Music From POWERHOUSE」に収録されてます。
「Baby#1」バージョンよりも、さらにサイケにヘビーになってるかな。
ストリングスは入ってないかな、エレキの歪んだ音が左に右にって感じです。
間奏ではぐじゃぐじゃになって、「神様 仏様 阿弥陀様 先生様、、、」という清志郎のシャウトも大々的にフューチャーされてます。
エンディングもスゴく長くなっていて、清志郎のシャウトが永遠に続く感じ。
モモちゃんか竜平ちゃんか、の声も入ってたりします。
インパクトとしては、2・3’Sのほうが強いかな。
ちなみに、2・3’Sバージョンは7’22″くらい、「Baby#1」バージョンは4’36″くらいです。
で、ついでに、ですが、 「メルトダウン」のライブバージョン(93.9.12@日比谷野音)、これがまためちゃくちゃヘビーで。
SSTVのDVDに収録してほしかったんですが、残念ながら入らなかったです。
ライブバージョンはエンディングにビートルズの「Hey Jude」をコーラスで被せてたりして、清志郎もむちゃくちゃ熱演で、私、大好きです。
それでは「Baby#1」バージョンはいまひとつなのか、といえばそんなこともなくて、
エフェクトもシャウトも抑えめですが、それによって
【科学の力を 信じていたのに】
というメッセージがより強烈に迫ってくる感じがするのです。
このフレーズを2回繰り返すのは「Baby#1」バージョンだけだし。
とはいえ、やっぱりちょっとあっさりという印象もあるかなー。
ライブバージョンがむちゃくちゃ強烈なだけに。
ドラムが入ってないトラックが1曲あったとどっかで読んだような気がするのですが、もしかしてこの「メルトダウン」だったのかなーとも思っちゃったりしてます。
完全に妄想ですが。
ま、ラストナンバーということで、ちょっと静かに終わるってのも良いのかもしれません。
と、こんな感じの「Baby#1」全10曲でした。
明日、あと1回、まとめ感想を書こうと思ってます。(たぶん)
1回で終わるかな?
ラッキーボーイ(Baby#1/忌野清志郎)
アルバム「Baby#1」9曲目は「ラッキーボーイ」。
どこをどう読んでもお子さんを歌ったものです。
思いっきり直球です。
1992-03-25発売のBooker.T&The MG’sとのアルバム「Memphis」では「ラッキー・ボーイ」というタイトルで収録されてます。
タイトルはなぜか中ポツの有無の違いがありますが、歌詞はほぼ全く同じ。
清志郎のボーカルや曲の展開、空気も似てますね。
どちらかと言えば、「Memphis」のほうがより王道って感じはします。
なんだ王道って?って気もしますが、ま、なんとなくよりオーソドックスな感じというか。
「Baby#1」バージョンはよりメリハリがあるような。
でもって、やっぱり「Baby#1」のほうがキラキラ感が強いです。
なんだキラキラ感?って。
ま、キラキラしてるのです、雰囲気が。
イントロからして、ちょっと派手めなホーン(でしょうか)のアレンジが気持ちイイ。
このホーンのアレンジは、間奏やエンディングなんかで効果的に響いてきます。
あとはこの曲ではドラムスが好きだな。
清志郎のボーカルに合ってる気がするなー。
エンディングもちょっと意表つくような感じのアレンジでカッコいーです。
一方「Memphis」バージョンでは女性コーラスがいい感じだったり、イントロのギターがいい音で気持ちよかったりします。
うーん、こっちもいいよな。今、聴き比べてるんだけど。
でも、こっちはエンディングがフェードアウトしちゃうんだよな。
なんとなくこの曲ではビシッときまった終わり方の方がいいような気がする。
ま、なんにせよ、「ラッキーボーイ」。
ハッピーな歌で、聴いていて気持ちイイです。
伸びやかな清志郎のボーカルを聴いてるだけで、細かいところはまーいいかって感じにもなってきます。
ということで、「Baby#1」バージョンも「Memphis」バージョンもどちらも同じくらい好き!です。
Like a Dream(Baby#1/忌野清志郎)
夢のような事ばかり言って ごめんね
アルバム「Baby#1」8曲目は「Like a Dream」。
これがまたすっごくいいのです。
もしかして「Baby#1」のなかで1番か2番かくらいに好きかもです。
初出は1992-06-24のBOOKER T.&THE MG’Sとのライブ盤「HAVE MERCY!」でした。
私はライブを観ていないので何とも言えないところがあるのですが、CDで聴いたときは、あぁいい歌だなーと軽く思ったくらいで強烈な印象は残りませんでした。
けっこうあっさりとした演奏なんですよね。
もしかしてこのときも弾き語りだったっけって勘違いしていたほどです。
で、「Like a Dream」が私の中で大きな存在となるきっかけは、もちろん2008-02-10の完全復活祭@日本武道館。
最後の最後、清志郎がステージで弾き語りで歌った姿。
今思い出しただけで泣けてきそうです。
とはいえ、このときもギターのイントロを聴いていたときは「Like a Dream」とは気付かずに、別の曲のことを思い浮かべていました。たしか。
で、ステージが終わったときに、あらためて、あぁすごいいい曲だ!と思い直したのです。
完全復活祭のときの「Like a Dream」も、もちろん、CDで聴くことができます。
だがしかし、「Baby#1」に収録されていた「Like a Dream」、これがもー素晴らしいナンバーで。
ホントにビックリしました。
バリバリのR&Bです。
ドラムとホーンとキーボードとギターが絡みつく王道アレンジです。
たまらんです。
めちゃくちゃ好みです。
そして清志郎が歌いだします。
夢のような事ばかり言って ごめんね
涙腺決壊です。
必殺のフレーズですねー。
にしても、こんなに素晴らしいナンバーを1989年ですか、にレコーディングしたままにしておくとは。
信じ難いです。
ってほどに素晴らしい。
前述のライブバージョンよりもまったくもって素晴らしいと思うなー(いや、ライブバージョンも良いですが)。
ホーンやキーボードの入り方とか絶妙。
そして見逃せない?のが金子マリのコーラス。
2010年のレコーディングで被せたらしいのですが、ホントかよーって感じです。
もう口では言い表せないくらい素晴らしい清志郎との掛け合いが聴けます。
泣けてきます。
特に曲後半、清志郎のながーいシャウトも最高です。
歌詞もいいし。
夢をあきらめないで、なんて使い古された言い回しがリアルさを伴って心に届いてくるなんて。
ということで、最高のナンバーです。
Like a Dream
KI・MA・GU・RE(Baby#1/忌野清志郎)
「Baby#1」7曲目は「KI・MA・GU・RE」です。
エレキのリフから始まる、モロStonesってな曲。
アルバムの中では、ちょっといまひとつカッコよくないかもなーと思っちゃった曲。
いや、ぜんぜん悪くないんですが、バックで鳴っているホーンかなぁ、の音がちょっと。
もっとカッコよくなるはずなのにー。という。
だがしかし、ここでも清志郎のボーカルは凄まじくカッコいー。
「KI・MA・GU・RE」は1989年10月発売の沢田研二のアルバム「彼は眠れない」に収録されてます。
清志郎はゲストボーカルでも参加していて、沢田研二とのデュエットが聴けるのですが、ここでのジュリーのボーカルが凄いのです。
とってもビックリしました。
清志郎が他の歌い手さんと絡んでいるたくさんの曲のなかで、もしかして、初めて、あっ清志郎が負けちゃってるかも、、、と思っちゃったりしました。
それほど沢田研二のボーカルが良いのです。
バックも吉田建、村上“ポンタ”秀一、佐橋佳幸、下山淳とすごいメンツで、ちょっと派手すぎるような気もしますが、なかなかカッコいー。
で、沢田研二のボーカル、「Baby#1」での清志郎と似ています。
妄想ですが、レコーディング時には「Baby#1」でのトラックを聴いていたんでしょうね。
その「Baby#1」の清志郎の「KI・MA・GU・RE」。
沢田研二のボーカルも吹っ飛ぶくらいカッコいー。
なんだか安心しました。
でもって、曲中で
KI・MA・GU・RE KI・MI・GA・YO
君がよ オレがよ
とも歌ってたりします。
このときから、君がよ〜、オレがよ〜かぁ。
「KI・MI・GA・YO」と歌っていることを考えると、歌詞の意味するところも違って聴こえてきちゃったりもします。
またしても妄想ですが、むしろ「KI・MI・GA・YO」のフレーズが頭の中にあって、そこから「KI・MA・GU・RE」としたんじゃないか。とか。
ま、どっちにしても、カッコいーロックな曲です。「KI・MA・GU・RE」。
