6月23日から「サイドカーに犬」という映画が公開されます。
80年代を舞台にしたこの映画のコピーがイカシテます。
あの夏、ヨーコさんが教えてくれたこと
コーラと清志郎と思い切り笑うこと
監督は根岸吉太郎、主演が竹内結子、原作は 芥川賞作家の長嶋有のデビュー作だそうです。
どうやら、竹内結子がRCの「いいことばかりはありゃしない」を劇中で歌うらしい。
しかも、すごいいいシーンで、のようです。
うーん、これは観なきゃな~。
なんだかな、まさに「80年代のあの夏に○○が教えてくれた清志郎」を経験した私には、このコピーだけで涙が出そうだ。清志郎はトクベツなんだよ。
6月23日から上映されるのは、東京の「シネスイッチ銀座」と「渋谷アミューズCQN」の2館だけで、そのあとに全国ロードショーのようです。詳しくは、オフィシャルで。
※うちの環境だけかもしれないんですが、このオフィシャル、なぜかCPUを食います。CPU使用率100%いっちゃって、激重になっちゃうんだよなー。なぜだ?
バタバタ
した一日だったなぁ。
打ち合わせの準備が間に合わず、会社の廊下を走り回る始末。
だがしかし、ひとまず矢が放たれた。
この半年間、紆余曲折なんてもんじゃないほど、最初の原型なんてまったくとどめていないほど、資料の直しなんて半日単位だったりしたほど、横槍が入るたびに方針が変わったりしたほど、だったけど。
まー、ひとまず一区切り。
振り返れば、けっこーいい経験をしたような気もする。
いい経験とは言い過ぎか、なんつうか、方向の決定過程の危うさ、決定のスピード感のなさを思いっきり感じたかも。けっこー問題の根は深いかもなー。
だがしかし、何はともあれ明日からは次のフェーズに入る。
外へのデビューだ。淡々と進むのか、キツイ突き上げをくらうのか、予想がつかない。
これからが本番だ。
定本ストーンズ・ジェネレーション
1986年に発売された「定本ストーンズ・ジェネレーション」(鳥井賀句編)というストーンズ本を中古で購入。帯には「ストーンズ・バイブル」とあるが、なにしろもう20年以上前のもの、情報的には古い。
いまさらって気もしたが、清志郎のインタビューが掲載されている、それだけの理由で入手した。
清志郎のインタビューは、それほど目新しいものではなかったけど、清志郎を紹介している部分「本名、出生地、血液型等は、本人がその度、デタラメを言うため不明」ってところは笑った。
この本には、清志郎のほかにもたくさんの方が登場しているが、デビュー直後と思われるスライダーズのインタビューもあった。
スライダーズというかHarryは、無口で有名だが、ここではかなり喋っているようだった。といっても、
「好きだから」の一言だけだったり、
「そういう質問には言うことないね、もう。答えたくないね。」
だったりするんだけど。
そんなスライダーズのインタビュー、メンバーのお互いの呼び名に関することが書かれていた。
スライダーズのメンバーは、Harry、蘭丸、ZUZU、ジェームスと、何気にここだけをみるとちょっと恥ずかしくなるような呼び名だ。何気に、昔から不思議だった。なんでHarryにジェームスなの?と。
そんなメンバーの呼び名の由来について、Harryが
「蘭丸が全部つけたんだよ!」と。
これはちょっと驚きだった。
ちなみに、Harryという呼び名については、
「「針」のハリーだから」(蘭丸)
「あんま言うなよ、おまえ、そういうことを(笑)」(Harry)
とある。
Harryと蘭丸か~。
この二人が、再び、一緒にステージに立っているところが観たい。
アナム&マキと長澤知之
ファイト!/アナム&マキ
FM802主催のカヴァー・イベント{JAPANESOUL}で熱唱し、会場を総立ちにさせた中島みゆきナンバーをシングル化。宮沢和史を迎えたカップリング曲「酒と泪と男と女」も必聴。
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ここ数日アナム&マキをヘビロテしてる。これは、清志郎がシークレットで出演したJAPANESOUL(2002年)のイベントでのライブを収録したもの。ほとんど知られていなかったアナム&マキは、オーディエンスを圧倒したらしい。確かに、素晴らしいと思う。ファーストの「イキって生きろ」では、歌詞が聴きづらいところがあるけれど、「ファイト!」はバリバリ心に響く。ジャケットもなんだかよい。
で、長澤知之。3月に知ってから、さすがに回数は減ったものの、まだまだ聴いている。たまたまオフィシャルを覗いてみたら、新曲がフルで試聴することができた。今までで、一番POPで、一番フツウで、一番ロックしてる曲かもしれない。ヒットしてもぜんぜん不思議じゃない。
この二組、ハードなアコギってな曲調だけでなく、雰囲気というか空気も似ているような気がする。
いきがってるところとかがなんとも好きだ。迎合してないというか。
長澤つながりでこれまた久しぶりに所属事務所オーガスタの「社長日記」を覗いてみた。社長の森川氏は、RCのキティレコード時代のディレクターで、清志郎のファンでもあり、「GATTA!忌野清志郎」という本の著者(連野城太郎名義)でもある。ちなみに「Rhapsody Naked」にも解説を書いている。
森川氏による4月30日の社長日記には「長澤知之への手紙」が掲載されていた。そこには、長澤知之と清志郎のことが書かれていた。
森川氏と清志郎(RC)が、TBSのヤング720のオーディションで顔を合わせていた(森川氏16歳、清志郎17歳)ということには驚かされたが、森川氏が清志郎を引き合いに、長澤知之を励ましてる?ところには妙に納得。
清志郎はまぎれも無く天才だと思う。長澤もまぎれも無く天才だよ。
長澤知之が天才かどうかはわからないけど、この先、化けるというか、ブレイクするかコアなファンをもつロッカーとして活躍するのは間違いないような気がする。
そんなアナム&マキと長澤知之だが、ひとつ共通するところを見つけた。共通ってわけでもないか。
長澤知之がデビューする前のデモ音源作成には、中村キタロー氏が関わっている。
アナム&マキの最近のアルバムやライブには中村キタロー氏が欠かせない存在になっているようだ。
中村キタロー氏といえば、忌野清志郎&NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNSのベースだ。ステージ上の半ズボン姿が目に焼き付いてる。
中村キタローか~。
清志郎のステージが観たいな~。
って、結局、ここに落ち着くのかー。
100万人のキャンドルナイト
そういえば、そろそろ「100万人のキャンドルナイト」の時期じゃなかったかな~と思い、検索。
オフィシャルサイトを程なく発見(こちら)。今年は、22日から24日なんだな。
100万人のキャンドルナイトといえば、増上寺での清志郎ライブを思い出す。
2003年だから、もう4年前か。早っ。
初めて、キョンキョンも観られたし、清志郎のライブ(生臭坊主ってユニットだったけな)ももちろん良かった。なんといってもお寺というシチュエーションが良かった。フリーライブだったな、そういえば。
100万人のキャンドルナイトといえば、2年前にどこかでもらった写真(チラシ?)を、今でも壁に貼ってある。その写真は、これだ。なんとなく雰囲気がよくて、貼ったままになっている。
でんきを消して、スローな夜を。
なんて、なんだか素敵なコピーだな。
イキって生きろ!/アナム&マキ
イキって生きろ!/アナム&マキ
2000年7月にデビューしたあの二人組が、早くも全12曲収録のフル・アルバムを完成。メロウなバラードからノリノリのポップスまで何でもありの{アナマキ・サウンド}が満喫できる。
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なんだかCD購入が止まりません。
今回は、アナム&マキの「イキって生きろ!」。アナム&マキって、つい数日前までまったく存在を知りませんでした。きっかけは、三宅伸治。
伸ちゃんのブログだったかな、いまちょうど吉祥寺Mandara2で演っている「Every Wednesday」のゲストにアナム&マキが出演していて、その記事で興味を持ちました。
アナム&マキは女性二人のアコギでのユニットです。
アコギといっても、サウンドはけっこうハードで、フォークっぽさはあまり感じません。
このアルバムはデビューアルバムで、彼女達のアルバムの中では一番荒っぽいらしいのですが、ほどよくPOPかな~。
まだ2回しかリピートしてないので、この先、どんどん印象が変わっていくと思うのですが、なんとなくライブのほうが良さそうだなって気はしています。
それにしても、アナムのほうかな、高音のボーカルは異質というか、かなりの存在感です。
しばらくチェックしてみようかな~と思ってます。
冥王星パーティ/平山瑞穂
冥王星パーティ/平山瑞穂
なんで私はいつも「男」で間違っちゃうんだろう?
今日の私は、過去の私の集大成。だから。今の自分が嫌いなら、ちょっとでも変わらなきゃ、未来の自分を好きになることは出来ないんだよね。様々な人生の分岐点のどれが私をここに導いたのかは分からないけれど、この瞬間に選ぶ道は間違っていないと信じたい――迷走する恋愛の果てに待つひとすじの光を予感させる青春小説。
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面白かったです。
平日だというのに、久しぶりに深夜3時までかかって読み通してしまいました。
主人公の女性は、「そこそこ美人。要領もいいし、性格だって悪くない。」のに、男で散々失敗を繰り返してる。その彼女の失敗のお話が一話完結のような形で3話収められていて、最初のお話が最後のエピローグに収斂していく、そんな感じの小説でした。
登場人物は、なんというか、羨ましくなるような「いい人」はでてきません。
でも、なんだか切なくなるというか、お話に引き込まれてしまいます。
どちらかといえば、重たい内容なのですが、文章がこなれてるのかな、ぐいぐい読むことができます。終始冷めた視線でありながら、一直線というか。
何書いてんだかわからなくなってきましたが、帯に書かれている「透明に深く輝く青春」というのがぴったりかなーという気がします。
なんで私は今ここに居るんだろう、どこかで道を間違えたんじゃないか、間違えたのはいつ?
なんてことを思ってしまう人は、ずっぽりはまってしまう小説だと思います。
そう、私はこの小説に思いっきりはまってしまった一人です。
「冥王星パーティ」というタイトルも、最後のお話で納得。
あー、どこかで道を間違えたと思ってる人がはまるとか書いてしまいましたが、どろどろと落ちていくようなお話ではありません。たとえていうなら、SIONの「通報されるくらいに」でしょうか。
あわてんなよ 雨が上がったからって いきなり晴れるわけもないさ
俺はまだ やっと今 始まったばかりだろ
早くはない 遅くはない 始めたら始まりさ
何度でも 何度目でも 始めたら始まりさ
雰囲気はまったく違うんですが、こうして歌詞を書いてみると、空気は似てるような気がします。
ということで、これまたおすすめの小説です。
New York/Lou Reed
New York/Lou Reed
ルー・リードの1989年発表の通算19作目。朋友ジョン・ケイルとモーリン・タッカーの参加が彼の創作意欲に火をつけたのか、80年代以降の彼の作品の中では『ブルー・マスク』と並び、文句なしにベストの内容を持つ作品だ。気合いの入った、痛快でシンプルなロックン・ロール・サウンドに乗せて、タイトルどおり、ニューヨークの喧騒やその人間模様がヴィヴィッドに描かれ、その世界観も見事。
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Lou Reedは、The Velvet Undergroundでちょこっと知っているだけで、実はほとんど興味がなかった。なんだか偏屈親父という感じもあって(というか、ほんとに偏屈?)、とっつきにくいというか。
そんなLou Reedのアルバム「New York」。
なんで手を出したかというと、SIONだった。
SIONとLou Reedは、なんとなく、雰囲気が似てる。いや、私がそう思っているだけなんだけど、二人の名前を知っている人は、新宿そしてNew Yorkという街の名前を思い浮かべるのはたやすいことだと思う。
去年の12月のSIONのライブからだったか、SIONがステージに登場するときにかかる曲が妙に耳に残った。この前の5月のLOFTで、完全に記憶に残った。シンプルとしかいいようのないR&Rに、つぶやくような、それでいて存在感バリバリのボーカル。ほとんど聴いたことがないとはいえ、こりゃ、Lou Reedだなーと思いつくのに、それほど時間はかからなかった。
時間がかかったのは、この曲がどのアルバムに収録されているか、いったい何という曲なのかということだった。とりあえず、片っ端から、iTMSで試聴しまくる。米国サイトまで出かけた。
で、わかった。
曲名は「Romeo Had Juliette」、収録されているアルバムが「New York」だった。
と、ここまででずいぶん書いてしまったなー。
「Romeo Had Juliette」、なんともロマンチックな題名じゃないか。
曲は、ライブ会場で聴いたとおり、超シンプルなR&R。叫ばないにも関わらず、妙に鋭いボーカル。
クールというのは、こういうアルバムのことをいうんじゃなかろうか。
それほどコマーシャルとはいえなく、派手というところからは遠いアルバムなので、万人におすすめはできないかもしれません。
が、SIONのライブで聴くことができる(と思うんだけど)「Romeo Had Juliette」が気になった方は、アルバム「New York」も気に入るんじゃないかなーと思います。
サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS
サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS
思っていることを周りの人々に思念で伝えてしまい、しかも自分ではそれに気付かないという特異能力の持ち主「サトラレ」。しかし例外なく高いIQを持つ彼らを、国家は保護している。そしてここにも1人、「症例7号」と呼ばれるサトラレがいる。外科医を志した彼を保護するためにやってきた女性自衛官が目の当たりにする出来事とは…。
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録画しておいたものから「サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS」。
ちょっと複雑な物語の設定はあらかじめネットとかでみていたので、はじめからすんなり頭に入ってきました。といっても、まったく前知識なく観ても、問題なかったかもしれません。
笑えて泣ける、とってもよい映画でした。
このちょっと複雑な「サトラレ」の存在、設定、アイデアがよいです。いままでありそうでなかったような気がします。
政府の高官や、同僚、まわりの一般人すべてが、サトラレの思っていること(思念波)に振り回されるのですが、それは観客も同じです。サトラレが中心のお話ですが、この場合、サトラレの思念波を受ける観客を含めた周りの方が主役のような感じです。
サトラレが思うことは筒抜け、でも、それをサトラレに悟られてはいけない。そこに生まれるドラマは喜劇であり、悲劇です。
笑いながらも自分がサトラレだったら嫌だよな~などと思いつつ、後半、サトラレのお婆さんの手術シーンになると、画面に登場する名前のないたくさんの患者さん達と同じく、自分もその場にいるような感覚を覚えます。でもって、泣けるんだな~。
という、とってもよい映画でした。
ほとんどの方が、この映画を観終わると「自分がサトラレだったらどうする?」と自問自答するかと思うのですが、私だったら、耐えられないな~。もちろん、悟られていない状況ならともかく、さすがに、30年も40年もだまされないと思うんですよね。で、いつかは真実(周りに自分の思うことが筒抜けだった)に気がつくときがくる。そのときに、その真実に耐えられるほど強い人はそうそういないような気がします。
とはいえ、筒抜けではないにしても、ある程度、自分が思っていることって周りに伝わっているとも思います。あるいは、自分が思うほど、自分自身を隠すことなどできないっつうか。
それならば、普段から、自分自身をさらけ出すってことが思いのほか大切なんじゃないか。
なんて、そんなことまで思ってしまいました。
ということで、「サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS」、おすすめです。
ハサミ男/殊能将之
ハサミ男/殊能将之
連続美少女殺人事件。死体ののどに突き立てられたハサミ。その残虐性から「ハサミ男」と名づけられたシリアル・キラーが、自分の犯行を真似た第三の殺人の真犯人を捜す羽目に…。殺人願望と自殺願望という狂気の狭間から、冷徹な眼で、人の心の闇を抉るハサミ男。端麗なる謎!ミステリ界に妖しい涼風が!第13 回メフィスト賞受賞作。
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先日、映画を観て、昔読んだ原作を読み返したくなりました。
ということで、7年ぶりくらいに再読、「ハサミ男」。
いやー、おもしろい。本格ミステリとはこーいうのをいうんだろうなー。
あらすじはとっくに忘れていたので、綺麗に騙されました。
映画を観たばかりだというのに、映画は原作をわりと忠実に(これはあとで気付いた)描いていたというのに、謎解きの幕が落とされる
「きみがハサミ男だったんだね」
の台詞からの展開は、え!え?え~!?てな感じで、ほんと、頭がぐらぐらしました。
映画は原作をわりと忠実に、と書きましたが、映画のほうは、小説における二重、三重に張り巡らされたトリックをちょっと落としてました。それでもこのトリックを完璧に映画化するのは無理だよな~、というか、よく映像化できたなぁ、しかも映画としても面白くと、いまさらながら感心。
映画の感想でも書きましたが、ハサミ男が「なぜ殺人を繰り返すのか」といったところはあまり掘り下げられていません。が、小説ではそれほど気にならなかったです。
そんなことより、謎解きの面白さ、爽快な騙され感が気持ちいい。
そういえば、作者がロック好きなのか、XTCの歌詞が登場したり、バイク便の会社名が「スピード・キング」(Deep Purple)だったりして、その辺りも楽しめました。
また、決して軽いお話ではないんですが、ひねくれたユーモアというか、小技の効いたパロディが随所にあって、読みやすいところもよかったかな。
ということで、ちょっと前の小説ですが、おすすめです。
