サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS

サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUSサトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS
思っていることを周りの人々に思念で伝えてしまい、しかも自分ではそれに気付かないという特異能力の持ち主「サトラレ」。しかし例外なく高いIQを持つ彼らを、国家は保護している。そしてここにも1人、「症例7号」と呼ばれるサトラレがいる。外科医を志した彼を保護するためにやってきた女性自衛官が目の当たりにする出来事とは…。
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録画しておいたものから「サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS」。
ちょっと複雑な物語の設定はあらかじめネットとかでみていたので、はじめからすんなり頭に入ってきました。といっても、まったく前知識なく観ても、問題なかったかもしれません。
笑えて泣ける、とってもよい映画でした。
このちょっと複雑な「サトラレ」の存在、設定、アイデアがよいです。いままでありそうでなかったような気がします。
政府の高官や、同僚、まわりの一般人すべてが、サトラレの思っていること(思念波)に振り回されるのですが、それは観客も同じです。サトラレが中心のお話ですが、この場合、サトラレの思念波を受ける観客を含めた周りの方が主役のような感じです。
サトラレが思うことは筒抜け、でも、それをサトラレに悟られてはいけない。そこに生まれるドラマは喜劇であり、悲劇です。
笑いながらも自分がサトラレだったら嫌だよな~などと思いつつ、後半、サトラレのお婆さんの手術シーンになると、画面に登場する名前のないたくさんの患者さん達と同じく、自分もその場にいるような感覚を覚えます。でもって、泣けるんだな~。
という、とってもよい映画でした。
ほとんどの方が、この映画を観終わると「自分がサトラレだったらどうする?」と自問自答するかと思うのですが、私だったら、耐えられないな~。もちろん、悟られていない状況ならともかく、さすがに、30年も40年もだまされないと思うんですよね。で、いつかは真実(周りに自分の思うことが筒抜けだった)に気がつくときがくる。そのときに、その真実に耐えられるほど強い人はそうそういないような気がします。
とはいえ、筒抜けではないにしても、ある程度、自分が思っていることって周りに伝わっているとも思います。あるいは、自分が思うほど、自分自身を隠すことなどできないっつうか。
それならば、普段から、自分自身をさらけ出すってことが思いのほか大切なんじゃないか。
なんて、そんなことまで思ってしまいました。
ということで、「サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS」、おすすめです。