sion 10 video/SION
SIONのテイチク在籍時のオリジナル映像作品をDVD化。オリジナルは1994年10月に発売されたデビュー10周年記念ビデオ。
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2004年12月に再発されたDVDをようやく観ました。2年半も放っておいてしまった。
ライブ映像やプロモーションビデオのなかに、インタビューが入る構成です。ライブ音源は、年代順になってるわけでもなく、ひとつの曲に、違うライブを合成したりとかしてます。
ライナーにSIONのコメントが掲載されているのは嬉しいですが、あとは曲名しか記載してなくてちょっと悲しい。なもんで、映像を追いつつ、ライブ音源の年月日とかを書いときます。
俺の声/86.02.28 at 渋谷ライブイン
SORRY BABY/94.07.11 at 日比谷野音
コンクリート・リバー/94.07.11 at 日比谷野音
12月/86.02.28 at 渋谷ライブイン 弾き語り、ちょっとだけ
春夏秋冬/86 プロモーションビデオ
パニック/88.05.29 at 汐留PIT
風来坊/94.07.11 at 日比谷野音~91.04.08 渋谷ON-AIR
12号室/90.03.30 at Factory 3 EBISU
水の中にいるようだ/94.07.11 at 日比谷野音
ありがてぇ/94.07.11 at 日比谷野音
86年2月の「俺の声」。まだSIONのメジャーデビュー前です。
この頃のSIONは、世の中全部を敵に回したような、そんな感じ。目のギラギラさが凄い。
そして、「12号室」。
SIONの代表作のひとつであることは間違いないところと思いますが、ここでの映像も素晴らしいです。
モノクロの世界で、SIONの視線は終始、うつむいたまま。時折目をつぶって、何かに祈りを捧げているような、怒りの矛先をどこに向けていいのかわからないような、理不尽な世界にこんがらがっているような。SIONが視線を上げたのは、
彼女と話したその日から ほんの少しずつだけど
誰かの問いに答えたり 誰かに話しかけられるようになった
このフレーズの時だけ。
静かな曲で、マイクの前でほとんど動かないままなのに、SIONの顔からは次から次へと汗が吹き出てきます。この映像から何を想うか、それは人それぞれでしょう。が、たとえば、CDショップとかでこの映像が流れ、それを偶然見かけた人は、きっと最後まで観続けてしまうのではないか、そんな力をもつ映像、歌だと思います。
あとは、88年の「パニック」。この映像はけっこう有名なような気がしますが、SIONは頭半分そり上げ(半モヒカン)、眉毛もなく、左足を骨折していて松葉杖です。これ以上ボロボロで、見せかけでないギリギリのRockerもいないよなーという映像です。正直、かなり引いてしまうような、異様な姿ではありますが、しかし、かっこいーんだなぁ、これが。曲の最後には、その松葉杖をステージに叩きつけて折ってしまいます。
と、デビューから数年間のいろいろなSIONの姿が観られるDVDです。
顔だけ見てると、ほんと同じ人かよ?ってな感じですし、パンクからR&R、ポエトリーリーディング(のような)、暖かなほのぼのソングと演奏される曲も様々です。でも、これがSIONなんだよなー。
まさに唯一無二の存在、それがおもいっきり確認できるDVD。おすすめです。
