1993年発売のSION「I DON’T LIKE MYSELF」に収録されている「もう寝なきゃだめだろ」。
SIONの歌には泣かされる曲が多いのですが、これもまたいつ聴いてもぐぐっときてしまいます。
アルバム「I DON’T LIKE MYSELF」は、たぶんリアルタイムに聴いてはいましたが、「もう寝なきゃだめだろ」を含めてなんだかぴんとこなくて、1回くらい聴いただけでずうっとしまい込んでいました。きっかけは2002年だったか、Fuji Rockへ出かける車の中でした。なんとなく気分でSIONのアルバムを流してた時、まずは「月が一番近づいた夜」でぼろぼろ。そしてこの「もう寝なきゃだめだろ」でぼろぼろでした。初めて聴いてから10年くらい経って、こういうSIONの良さがわかったような気がします。
先生そんなひどいこと言うなよ
そんなよう なあ すいません だけど
こいつはまだやっと自分の名前を
覚えたくらいで まだ何も
中程のこの辺りでうるうる。
そして最後。
泣いてもいいのに 当たり散らしてくれたらいいのに
ただまっすぐ ただまっすぐじっと俺を見てる
もう寝なきゃだめだろ
お前は少し体をこわしてんだから
ぐっすり寝なきゃだめだろ
でなきゃ明日 俺が起こしてやれないだろ
この最後の一行がとどめです。
歌詞を書いているだけでも、ぐぐっときてしまいます。
曲は、3分程度のわりと静かめなバラードですが、Marc RibotとRobert Quineのギターがたまらん感じで鳴ってます。もちろんSIONのこれ以上ない優しい声。
曲最後に重いピアノかな、の音が鳴るんですよね。ちょうどJohn Lennonの「Mother」が始まる前に聴こえる鐘の音を重たくしたような感じ。これが、ちょっと「悪い予感」みたいで、重たいです。
「I DON’T LIKE MYSELF」、このほかにもたくさんいい曲が収録されてます。
