2009年4月

10年前の今頃のことを思ってる。まだ、なんとなく世界は変わらない、今のまま続いてく、みたいな感覚だったような。なんとなく根拠のない希望みたいなものを抱いているような。

5月に入って、すぐに、なんとなく何もかもがガラガラと壊れていくような。長い夢から覚めてしまったような。一人きりで放り出されてしまったような。

10年前の今頃は、まだ、なんとなくある意味幸せだったんだよね。

あっという間に

2月が終わり、3月も終わろうとしているなー。久々に、このWordPressを開いて、気まぐれに最新版にバージョンアップなどしてみたら、なんだか使い勝手が悪くて困った。

慣れてしまえば、前よりもいいのかもしれないけど。

うむー。

映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」

第2次世界大戦勃発後、ナチスドイツの勢いはとどまることを知らず、フランスの陥落も近いとうわさされる中、英国にもドイツ軍侵攻の危機が迫っていた。ダンケルクで連合軍が苦戦を強いられている最中に、英国首相に着任したばかりのウィンストン・チャーチル(ゲイリー・オールドマン)がヨーロッパの命運を握ることになる。彼はヒトラーとの和平か徹底抗戦かという難問を突き付けられ……。(Yahoo!映画

映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」をAmazonPrimeで観ました。
2017年に制作されたジョー・ライト監督、ゲイリー・オールドマン主演の映画です。

アカデミー主演男優賞を受賞したゲイリー・オールドマンが、やっぱり凄いです。
存在感バリバリで、強引に惹きつけられるというか。
チャーチルが首相に就任してから4週間あまりの出来事を、2時間に凝縮したストーリー、脚本も素晴らしい。
常に緊張感あふれる展開でした。
第二次大戦、ヒトラーが背景の作品ですが、戦闘シーンはほとんどなく、チャーチルの行動、台詞でがんがん物語が進みます。
面白かったな。

なにしろ相手がヒトラーなので、何ともアレなんですが、チャーチルの主張である徹底抗戦がよかったのか、どうなのか。
この辺は難しいところかなー。
戦意を高揚させるシーンとか、うーんという気にはなりました。

映画「パシフィック・リム」

2013年、突然未知の巨大生命体が太平洋の深海から現われる。それは世界各国の都市を次々と破壊して回り、瞬く間に人類は破滅寸前へと追い込まれてしまう。人類は一致団結して科学や軍事のテクノロジーを結集し、生命体に対抗可能な人型巨大兵器イェーガーの開発に成功する。パイロットとして選ばれた精鋭たちはイェーガーに乗り込んで生命体に立ち向かっていくが、その底知れぬパワーに苦戦を強いられていく。(Yahoo!映画

映画「パシフィック・リム」をAmazonPrimeで観ました。
2013年制作のギレルモ・デル・トロ監督によるSF怪獣映画です。

最近、ギレルモ・デル・トロ監督にハマっていましたが、「パシフィック・リム」はいまひとつ見る気が起きず、でした。
怪獣とかロボットものとか、あまり好きでもないしなーと。
で、とりあえず、観たところ。
これがけっこう面白かったんだな〜。
怪獣映画、これ以上でもこれ以下でもない、という感じでしたが、迫力ある映像とテンポのいいストーリー。
お話は単純でわかりやすいし。
日本の怪獣映画への愛というか、なんというかに溢れた作品でした。
実際、敵の怪獣は「KAIJU」だし、エンディングには「”モンスターマスター”、レイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐ」と流れるし。

131分と、そこそこ長い時間でしたが、最後まで飽きずに観れました。
「シン・ゴジラ」よりも面白かったんじゃないかしらん。

映画「LOOPER/ルーパー」

未来からタイムマシンで送られてきた標的を消す、“ルーパー”と呼ばれる殺し屋のジョー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。ある日、ジョーのもとへ送られてきたのは、何と30年後の自分(ブルース・ウィリス)だった。ジョーは、未来の自分の殺害をためらい逃がしてしまうが、その後未来の自分から、やって来た理由を明かされ……。(Yahoo!映画

映画「LOOPER/ルーパー」をAmazonPrimeで観ました。
2012年に制作されたライアン・ジョンソン監督によるSF映画で、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、ブルース・ウィリス、エミリー・ブラントなどが出演しているようです。

タイムスリップものですが、タイムスリップそのものに主眼をおいてないようなストーリーかなー。
始めのうちは、いまひとつピンとこなくて、B級感も漂ってるし、どうかなーと思ってたのですが、終盤はけっこう盛り上がって面白かったです。
超能力の描き方が、大友克洋の『AKIRA』みたいだなーと思いました。
ラスト、賛否分かれるような気もしますが、私は気に入ってます。

Aretha Now / Aretha Franklin


Aretha Now / Aretha Franklin(Amazon

アレサ・フランクリンの「Aretha Now」です。
アレサ・フランクリンも熱心には聴いてなかったなー。
いまでも、ぜんぶのアルバムを持ってるわけでもなく、10年くらい前にCD5枚セットを購入したくらい。

で、今年になってからくらいか、この「Aretha Now」にけっこうハマってて。
1968年6月に発表したアトランティック・レコード移籍後の4作目、らしいです。
1曲め「Think」から「I Say a Little Prayer」、「See Saw」と続く流れがたまりません。

特に「I Say a Little Prayer」がなんだかぐっときちゃったなー。
泥臭いソウルって感じじゃないのですが、なんだかいい感じで。
「A Change」もいいし、ラストの「I Can’t See Myself Leaving You」もね。
やっぱり全体的にポップな感じかしらん。
にしても、アレサ・フランクリン、パワフルだし高音の抜けというのかなー、すごいです。
これまた、ようやく、素直にいいねと言えるようになって嬉しいなー。

20年

先日は成人式だったらしい。
20年かーと思い、20年前といえば1999年か〜と思う。
って、めちゃくちゃつい最近だなー、1999年。

2000年問題とか言って、けっこう騒ぎになっていて、実際、当時の汎用機のプログラムの修正を行ったような気がする。
と言っても、私がやったわけじゃないけど。
そう1999年なんてつい最近。

その10年前、今から30年前は1989年か。
これまたつい最近だよね〜。
THE TIMERSのデビューアルバムが発売されたりね、「コブラの悩み」が1988年12月に発売だったり。
まー最近だね〜。

とはいえ、いま40歳くらいの人じゃないと、Timersはリアルタイムじゃなかったのか。
とか思うと、つくづくラッキーだったよなー。
Timersじゃなくても、RCでもストーンズでも。
ビートルズはリアルタイムじゃなかったけどね。

とか考えてると、10年前は。
なんと2009年だってさ。
最悪の2009年、あれから10年か〜。
この10年前のほうが、遥か昔に感じるかもしれないな〜。
なんとなく。

映画「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」

ベトナム戦争の最中だった1971年、アメリカでは反戦運動が盛り上がりを見せていた。そんな中、「The New York Times」が政府の極秘文書“ペンタゴン・ペーパーズ”の存在を暴く。ライバル紙である「The Washington Post」のキャサリン(メリル・ストリープ)と部下のベン(トム・ハンクス)らも、報道の自由を求めて立ち上がり……。(Yahoo!映画

映画「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」をAmazonPrimeで観ました。
2017年に制作された、アメリカ国防総省の最高機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」を巡るワシントン・ポストのジャーナリストの実話を映画化した映画のようです。

映画は面白かったです。
スティーヴン・スピルバーグ監督、メリル・ストリープ、トム・ハンクス主演という、ちょー有名な方々が制作というだけあるというか。
メディアの在り方を強く訴える熱い映画でした。

物語そのものは、いかに歴史を知らない私でも想像がつきますが、ラストの判事の意見がよかったな。
建国の父たちは報道の自由に保護を与えた
民主主義における基本的役割を果たすためだ
報道が使えるべきは国民だ
統治者ではない

かっこいいねー。
なんだかんだで米国は民主主義が根付いているのかなって気がしちゃうね〜。
よかったです。

そうそう、この「ペンタゴン・ペーパーズ」も「ウォーターゲート事件」も、私はぜんぜん知らなかったのですが、このあとWikipediaとかを見て、なるほど~と思っちゃいました。

映画「エンド・オブ・トンネル」

事故で妻子を失い、自分も車椅子生活を余儀なくされているホアキン(レオナルド・スバラーリャ)は、家の2階部分を娘を抱えるストリッパーのベルタに貸すことに。二人との交流を通して少しずつ明るさを取り戻していく中、地下室でトンネルを掘っているような作業音と話し声を耳にする。やがて、犯罪者たちが銀行に押し入るための地下道を掘り、ベルタたちがその計画に加担させられているのを知る。ホアキンは母娘を救うと共に犯罪者たちが奪った金を横取りしようとするが……。(Yahoo!映画

映画「エンド・オブ・トンネル」をAmazonPrimeで観ました。
2016年、アルゼンチン・スペインで制作された映画のようですが、私は新聞か何かのコメントを見かけて面白そうだと思ったんだったかなー。

かなり暗い感じで、淡々とした物語でした。
それでもけっこう面白かった。
緊張感が続くような展開で。
偶然というかタイミング良すぎというか、ちょっとそれはないだろうみたいなところもありましたが、ま、映画だし。
ラストの評判が悪そうでしたが、私はけっこう好きだな。ありがちだったけど。

にしても、《最大の武器は、動かない下半身》というコピーはいまひとつだねー。

Electric Ladyland / The Jimi Hendrix Experience


Electric Ladyland / The Jimi Hendrix Experience(Amazon

ジミ・ヘンドリックスの「Electric Ladyland」、この数日、こればっか聴いてます。
ようやく、なんというか、何の偏見?もなく、見栄?もなく、純粋にかっこいいと思えるようになったような気がします。
思えば長かったなー。
高校生の頃から、30年以上前から一応聴いていたはず、なのですが、まーぜんぜんわからなかった。
わからないというか、かっこいいとは思えなかったというか。
ストーンズなんかは、すーっと自分の中に入ってきたけど、ジミ・ヘンドリックスはとにかくよくわからなくて。
かろうじて一枚目の「Are You Experienced」はけっこう聴いてたかな。

で、「Axis: Bold as Love」が数年前から、このアルバムがこの数日前からようやくって感じ。
まだまだタイトルを全部覚えるほどには至ってませんが、いいよね~。
ジミ・ヘンドリックス、かっこいいねーと素直に思えるようになってきて、なんだか嬉しい気持ちです。