昨日(3月19日)、TOUR 2008 ‘SWEET SOUL, BLUE BEAT’/佐野元春 & THE HOBO KING BAND@川口総合文化センターリリア(長っっ)に行ってきました。私は佐野元春のライブは初めてでした。
初めてとはいうものの、イベントでは何回か観ています。一番最初に観たのが、たぶん、2003年4月に行われた「アースデー・コンサート@武道館」です。清志郎との共演ですね。このときの感想では「うーん、佐野元春、老けたな〜」です。正直、あまりいい印象ではありませんでした。
で、あっという間にときは流れて、数か月前の「CountDownJapan07/08」、佐野元春のステージを観ました。このときの感想が「いやーびっくり。驚きました。超カッコいーじゃないか。凄いです。ホントに凄かった。」です。ほんとカッコよかったんですね。特に「99ブルース」と「インディビジュアリスト」、佐野元春というかバンドの演奏に鳥肌。
にわかに興味をもった佐野元春 & THE HOBO KING BAND、観てみよう!となったのでした。あとで知ったのですが、先週のSIONのライブでも強烈な印象を残した藤井一彦は「CountDownJapan07/08」のときだけのようで、今回のツアーには参加していません。これはかなり残念。
会場の川口リリアには開演10分前を切る頃に到着。3階まであるけっこうコギレイなところでした。ここんとこ古い良いホールに通っていたため、ちょっと安っぽく見えてしまいましたが、ま、奇麗なところです。お客さんは、さすがに清志郎やSION、Harryなどとは趣がちょっと違う感じ。良い意味でフツウの方ばかりだったように見えました。男女半々で30代後半くらいが平均てな感じでしょうか。スーツ姿の方もけっこういらっしゃいました。
と、ここまででずいぶん長くなっちゃいましたが、いよいよ開演。
まずはショートムービーが流されました。おしゃれというか品のいいというかカッコいい映像で、なんだろう、映画館でフィルムをセットしてそれを流すまでを描いてたのかな。その映像の中で最後にキーボードの音が流され、その音に実際のステージにいつの間にか登場していた佐野元春によるキーボードが被さってというオープニングでした。渋くてカッコよかったです。
その佐野元春によるキーボードから始まった曲は「グッドタイムス&バッドタイムス」。これまたいつの間にかステージ上に登場していたバンドメンバーの音が被さっていきます。
バンドのメンバーは古田たかし(Drums)、佐橋佳幸(Guitar)、Dr.KyOn(Keyboard)、井上富雄(Bass)、山本拓夫(Horn)それに女性コーラスが2名、あぁ、もう一人パーカッションの方がいました。という大所帯、それがほとんど完璧というように奇麗にセッティングされたステージでした。もちろん、セッティングだけではなくてバンドの演奏も凄かったです。
「グッドタイムス&バッドタイムス」に続いては「アイム・イン・ブルー」、「マンハッタンブリッヂにたたずんで」と演奏されました。私は佐野元春をそれほど積極的に聴いていなかったので、実は、この辺りは聴いたことあるようなないようなてな感じでした。
「シュガータイム」、この曲はさすがに知ってたぞ。
しかし、この辺りまでは、なんかライブというよりコンサート、ヘタするとディナーショー(って行ったことないんですが)みたいだなと感じていました。バンドはまとまっててそれなりに緊張感もあるし楽しいけど、どーかなぁ、このまま最後までこんな感じなのかしらと少々不安。私が期待していたのは「CountDownJapan07/08」のあのキレ味鋭いロックなんだけど。
佐野元春のボーカルは思ったほど悪くなかったです。
まだまだいけるじゃんと失礼ながら思ってしまいました。偉そうですね、スイマセン。
アルバム「The Barn」のレコーディングについてちょっとMCがあって、その「The Barn」から2曲「7日じゃ足りない」と「ドライブ」が演奏されます。これは良かった!土臭いR&Bてな感じ。「ドライブ」ではKyOnがエレキをもって、ツインギターでのR&Rです。カッコいー。佐橋さんのスライドもキマってました。
さらに間髪入れずの「ワイルド・オン・ザ・ストリート」。いいぞ、いいぞ、カッコいーぞ〜。長めの間奏ではHornの山本さんが活躍。いー感じに熱くなってきた。これだこれだ〜。HBKB、カッコいー。このままいっちゃってくれ〜。
と思ったら「パーティーは続きます。僕ら15分後に戻ってきます」とのMC。
知らなかったんですけど、このツアー2部構成でした。このときは、えー、これからじゃん、てな気分だったんですが、結果的にはこれで良かったような気がしています。
そして第二部。
まずはHBKBのインストルメンタルで始まりました。これまたカッコいー音のR&Bでいい気分です。
ここからは「君が気高い孤独なら」、「荒地の何処かで」、「黄金色の天使」と最新アルバム「COYOTE」からの曲が続きました。アルバム「COYOTE」好きなので、良かったです。まさに「SWEET SOUL, BLUE BEAT!」てな感じ。
しかし、このとき佐野元春「先が長いから座っていいんだよ」みたいなことを言って、お客さん、みんな座っちゃったりして。私もですが。なんか面白いなーと思いました。立ったり座ったりするのはめんどーだったんですが、ここで座れたのは、結果的にはこれまた良かったかも。いや、長かったんだ、このライブ。
続いてはアルバム「THE SUN」から4曲、「レイナ」、「恋しい我が家」、「観覧車の夜」、「君の魂 大事な魂」と演奏されます。
アルバム「THE SUN」は2004年に発売されたアルバムですが、私はこの前購入したばかり(「COYOTE」もだけど)。これまたいいアルバムです。「レイナ」じゃなかったかなぁ、佐野元春のキーボードと井上さんのベース、パーカッションくらいの最小編成になったんですよね。これがまた良くて。ライブの流れの緩急がいいんです。知らない曲があってもまったく飽きなかったです。
「恋しい我が家」あたりからまた立ち始めたんじゃなかったかな。
「観覧車の夜」、これまたバンドの凄さを感じました。そんな派手さはないんですけど、いちいちキマルという、カッコいーんです。かなり長い間奏があって、各々のソロもあったりしてこれがキモチいい。で、それらを仕切ってるのが佐野元春なんですよね、たぶん。佐野元春、やっぱ凄いなと思いました。
だがしかし、ほんとに凄かったのはこれからだったのでした。
「ここで一気に80年代に」みたいなMCから「ワイルド・ハーツ」、「ロックンロール・ナイト」、「約束の橋」、「サムデイ」そして本編ラストに「アンジェリーナ」です。月並みですが、歌の持つ力を思いっきり感じました。やっぱりいいものはいいんですよね。大興奮でした。
「ワイルド・ハーツ」、曲の途中にはアカペラみたいな構成になっていて、KyOnのキーボードとの合わせがもの凄くカッコよくて。
「ロックンロール・ナイト」でもそうでした。テンポを落としてKyOnと佐野元春のボーカル、それに徐々にバンドの音が重なって、佐野元春のシャウト。
「約束の橋」、「サムデイ」はもー言うことないですね。名曲だと思います。
ラストの「アンジェリーナ」、私の一番好きな佐野元春です。カッコいーです。興奮です。盛り上がりました。
「THE SUN」も「COYOTE」も良いんですが、「アンジェリーナ」みたいなカッコいーR&Rの新曲が聴きたいかもです。
アンコールを求める会場の手拍子と歓声も凄かったですね。これにもちょっと驚きました。で、ほどなくしてアンコール。
一発目は「ハッピーマン」。発表された82年当時、私が一番最初に佐野元春を意識した曲だと思います。そんな個人的な思い入れのある曲を聴くことができて嬉しい!これまたカッコいーイカシタR&Rでした。
それでもまだまだ。佐野元春がエレキを持って印象的なリフをつま弾きながらMC。
「僕は思うんだ 若いとか老いてるとか関係ない」
で、「ソー・ヤング」。なにしろ「きどってばかりの Jimmy Page」です。。。と思ったら、ここの歌詞は「Jimmy Cake」だったんですね(今、気がついた)。ライブの感想とは離れますが、30年近く間違えてたです、私。でも、「Jimmy Page」のほうがすっきりするんだけどなぁ。
いやいや、ともかく「ソー・ヤング」、カッコよかったです。
だがだがしかし、まだまだです。
さっきにもまして、アンコールを求める手拍子と歓声。そしてアンコール2回目。演奏されたのは、「悲しきレイディオ」でした。曲が始まる前にはラジオにまつわる思い出話からラジオからヒット曲が生まれてほしいといったMCもありました。ストーンズ、ビートルズ、ボブ・ディラン、バーズといった単語もでてきて、その度にバンドがそれぞれの代表曲の一節を奏でたりという場面も楽しかったです。
「悲しきレイディオ」、もちろん、大盛り上がりでした。曲最後には「I Love You」、「You Love Me」のコール&レスポンス。
気がつくと、22時近くになっていました。開演が19時だったので3時間近くの長いライブでした。それでもまったくダレルことのない素晴らしいライブだったと思います。2部構成にしてくれたのも、途中で座っていいよとのMCも助かったなーという感じです。残念だったのは、「99ブルース」と「インディビジュアリスト」がなかったことくらいでしょうか。
いやいや、それでも大満足の佐野元春初体験ライブの一夜だったのでした。
最後に演奏された曲のリストを書いておきます。
会場にセットリストが張り出されていたのでたぶん間違っていないと思います。
【第一部】
~ ショートムービー ~
01.グッドタイムス&バッドタイムス(バック・トゥ・ザ・ストリート)
02.アイム・イン・ブルー(サムデイ)
03.マンハッタンブリッヂにたたずんで(ナイアガラ・トライアングル Vol.2 )
04.シュガータイム(サムデイ)
05.7日じゃ足りない(The Barn)
06.ドライブ(The Barn)
07.ワイルド・オン・ザ・ストリート(ヴィジターズ)
【第二部】
~ HBKBインストルメンタル 〜
08.君が気高い孤独なら(COYOTE)
09.荒地の何処かで(COYOTE)
10.黄金色の天使(COYOTE)
11.レイナ(THE SUN)
12.恋しい我が家(THE SUN)
13,観覧車の夜(THE SUN)
14.君の魂 大事な魂(THE SUN)
15.ワイルド・ハーツ(カフェ・ボヘミア)
16.ロックンロール・ナイト(サムデイ)
17.約束の橋(ナポレオンフィッシュと泳ぐ日)
18.サムデイ(サムデイ)
19.アンジェリーナ(バック・トゥ・ザ・ストリート)
【アンコール 1】
20.ハッピーマン(サムデイ)
21.ソー・ヤング(ノー・ダメージ)
【アンコール 2】
22.悲しきレイディオ(ハートビート) ~ HBKBメドレー 〜
