映画「アクアマン」

Aquaman
James Wan 2018
★★

Once home to the most advanced civilization on Earth, Atlantis is now an underwater kingdom ruled by the power-hungry King Orm. With a vast army at his disposal, Orm plans to conquer the remaining oceanic people and then the surface world. Standing in his way is Arthur Curry, Orm’s half-human, half-Atlantean brother and true heir to the throne.
The Movie Database

映画「アクアマン」を観ました。2018年の米国のヒーロー映画。『DCエクステンデッド・ユニバース』シリーズの6番目の映画、だそうです。私は、主演のジェイソン・モモアに興味があったりして(ゲーム・オブ・スローンズの絡みで)、観てみました。評判も良さげだったし。

で、観たんですけど、これまたいまひとつだったかなー。そもそも、私、DCもマーベルもほとんど興味ないしな。どうしても、これが手放しで面白いとは思えず。

確かに映像は凄かった。設定から、海中でのシーンが多いのですが、よく撮ったな〜みたいな。CGだと思いますが。気楽に楽しむには最適かもしれません。

映画「スーパー8」

Super 8
J.J. Abrams 2011
★★★

In 1979 Ohio, several youngsters are making a zombie movie with a Super-8 camera. In the midst of filming, the friends witness a horrifying train derailment and are lucky to escape with their lives. They soon discover that the catastrophe was no accident, as a series of unexplained events and disappearances soon follows. Deputy Jackson Lamb, the father of one of the kids, searches for the terrifying truth behind the crash.
The Movie Database

映画「スーパー8」を観ました。2011年公開のSF映画。スティーヴン・スピルバーグがプロデューサーとして参加しているようです。公開時、知っていたような知らなかったような、でもスピルバーグだしな、けっこう面白いんじゃないかしらん。などと思って観始めました。

が、これが期待していたほど面白くなかったんだなー。つまらなくはなかったです。スピルバーグの匂いがプンプンするなーみたいな、まーテンポもいいし、子どもたちは生き生きしてるし、何より8ミリフィルムってのが何ともノスタルジック。

が、やはり、ストーリーが唐突すぎるというか、ちぐはぐな感じでした。後半も、え〜そうなの〜、みたいな、悪い意味で変な展開というか。とはいえ、エル・ファニングのちょっと拗ねた感じの演技がよかったです。

映画「散歩する侵略者」

Before We Vanish
Kiyoshi Kurosawa 2017
★★★★

Narumi is on bad terms with her husband Shinji when one day, Shinji goes missing. He comes back a couple of days later, but seems like a totally different person, and is now gentle and tender. He goes for a walk every day. Meanwhile, Journalist Sakurai covers the story of a family that was brutally murdered, when an unexplained phenomenon takes place. Shinji Kase tells his wife that he came to Earth to invade.
The Movie Database

映画「散歩する侵略者」を観ました。監督が黒沢清、主演が松田龍平、長澤まさみ。SFモノでした。

あんまりおもしろくないんじゃないかなーなどと思っていたのですが、これがなかなか面白かった。特に前半、地球侵略をほとんど感じさせない非常に淡々と、でもなんだか不穏な空気がよかったです。

ラストはどうだったかな。ちょっと大仰な感じがしたんだったか。と、Amazon Primeでちょっと見返してみたりして。思い出した。そうきたかーという感じ。ちょっと感動。

映画「千と千尋の神隠し」

千と千尋の神隠し

Spirited Away
Hayao Miyazaki 2001
★★★★★

A young girl, Chihiro, becomes trapped in a strange new world of spirits. When her parents undergo a mysterious transformation, she must call upon the courage she never knew she had to free her family.
The Movie Database

映画「千と千尋の神隠し」を観ました。さすがにこの映画は知ってます。2001年公開、宮崎駿が監督。どうやら日本歴代興行収入第1位らしく、ベルリン国際映画祭の金熊賞、アカデミー長編アニメ映画賞を受賞しています。すごい。

2001年頃、私はほとんど映画を観てなくて、それほど興味もなくて、宮崎監督においては「カリオストロの城」と「風の谷のナウシカ」は大好きだけど、全部の映画を見るほどのファンでもなく。って感じで、「千と千尋の神隠し」も今まで観ていませんでした。

その「千と千尋の神隠し」、さすがに面白かったです。よくこんな物語を創作できるなーと思います。120分、ワクワクとした気分を味わえ、観終わったあとの満足感も非常に高い。素晴らしい。

ものすごい高次元のファンタジーという感じ。それでも、まったくもってエンターテイメントで単純にストーリーが面白い。たまたま、新海誠監督の映画を観たあとだったので、なんとなく比較してしまうんですが、やっぱ宮崎駿監督の映画のほうがピンとくるなー。なんというかストーリーの裏にあるメッセージ性が強いというか。それもあまり押し付けがましくなくというか。一言で言ってしまえが、奥が深いというか。そんな感じです。

映画「秒速5センチメートル」

秒速5センチメートル

5 Centimeters per Second
Makoto Shinkai 2007
★★★★

Three moments in Takaki’s life: his relationship with Akari and their forced separation; his friendship with Kanae, who is secretly in love with him; the demands and disappointments of adulthood, an unhappy life in a cold city.
The Movie Database

映画「秒速5センチメートル」を観ました。
新海誠監督の2007年公開の短編アニメーションです。って、この映画もぜんぜん知らなかったなー。と、Wikipediaを見たところ、海外の映画祭で賞を受賞してたり、DVD/BDなどもヒットしてたりして、そうだったのかーという感じ。

そんな「秒速5センチメートル」、短編3話の連作という映画でした。登場人物の小学生から社会人になるまでの歳月を描いた物語です。それぞれけっこう面白かった。新海誠監督の特徴なんでしょうか、背景とか綺麗でリアリティがあって。

が、物語が、いまひとつピンとこなかったかな。面白いんですが、入り込めないというか。Wikipediaには「良くも悪くも、感情移入できるか否かで評価の分かれる作品」という記載がありましたが、そういうことなのかしらん。感情移入ができないタイプの映画であることは確かかも。ちょっと上っ面っぽいような気がして。

とはいえ、たしかに面白いよなー。山崎まさよし、そんなに好きじゃなくてぜんぜん聴かないんですが、ラストに流れる「One more time, One more chance」が映像とすごく合ってるなーとか。この曲を膨らませて映画のストーリーを組み立てたんじゃないかしらん、とか思ったり。という映画でした。

そうだ。映画のエンディングというか、終わり方で、【「ひたすら悲しかった」「ショックで座席を立てなかった」という感想がすごく多く】とありました(Wikipedia)が、私はそうは思わなかったな。貴樹も笑顔になってたし(たぶん)。明里も幸せそうだったしね。ハッピーエンドで爽やかに感じました。

映画「市民ケーン」

Citizen Kane
Orson Welles 1941
★★★★★

Newspaper magnate, Charles Foster Kane is taken from his mother as a boy and made the ward of a rich industrialist. As a result, every well-meaning, tyrannical or self-destructive move he makes for the rest of his life appears in some way to be a reaction to that deeply wounding event.
The Movie Database

映画「市民ケーン」を観ました。
これは素晴らしい映画でした。高校大学の頃から、タイトルは知っていましたし、名作だと言われていることも知っていましたが、見るのは初めてでした。いやー、想像以上に素晴らしかった。

単純に映画として、ストーリーは面白いし、映像は斬新に感じられるし、エンターテイメントとして最高でした。1941年だもんなー。びっくりです。

なんとなく古臭くて堅い映画なのかなーなどと、なんとなく敬遠していたのが馬鹿でした。ぜんぜん古臭くなくて、堅くなくて、面白かった。素人の私が観ても、この映像はすごいなーと思える撮り方。まー何より、お話が面白いです。

映画「THE IDEON 発動篇」

Space Runaway Ideon: Be Invoked
Yoshiyuki Tomino 1982
★★

Above the Buff Clan homeworld rises their complete fleet of battleships and heavy mobile mechas, dominated by the awesome majesty of their latest and most deadly superweapon. And even with all these forces, Supreme Commander Doba is troubled – he has staked the future of his entire people on this military might. Can the lethal weaponry prepared by the Ome Foundation truly prove sufficient to slay the Giant God of legend, Ideon? Meanwhile, on the Solo Ship, the Earthlings only want a planet they could escape to to avoid the endless attacks of the Buff Clan – a desire they know can never be. They cannot abandon the Ideon for fear of what others may try to do with its power, but they do not control it and its very existence among them only incites further bloodshed from their relentless foe. For the Solo Ship and the Buff Clan, the final conflict is rapidly approaching…
The Movie Database

映画「THE IDEON 発動篇」です。
こちらは、本来創作されるはずだったTVシリーズ4話分のエピソードをまとめたもの、らしいです。

これは、けっこう衝撃的だったかなー。ラストがぶっ飛んでる感じです。見る前にちょっとググっちゃったりして、なんとなく展開が想像ついてはいたものの、実際に見ると、ほほーとなります。

わからなくもない、というか、描きたいことがわかるような気もするし、なるほどなーとは思うものの、やっぱり、いまひとつかなー。
なんとなくもうちょっと丁寧に描いてくれればもっと良くなったような気がします。これ1本で2時間30分くらい使ってもよかったような。偉そうですが。

映画「THE IDEON 接触篇」

Space Runaway Ideon: A Contact
Yoshiyuki Tomino 1982
★★

Humanity’s pursuit of knowledge leads them to the planet Solo, where they find mysterious remains of a long dead alien civilization, including the 3 part super robot ‘Ideon’, and a powerful warship. Using these, the Earthlings sent to investigate the ruins defend themselves in their constant conflicts against powerful aliens called the Buff Clan, who are in pursuit of ‘Ide’, the mysterious energy that powers the Ideon.
The Movie Database

映画「THE IDEON 接触篇」を観ました。
1982年7月公開のようですが、この映画、当時、地元の西友の駐車場のドライブインシアターで盗み見した記憶があります。中学生だったしね。特にイデオンのファンだったわけでもなく、テレビも見ていなかったので内容はぜんぜん覚えていません。

そんな「THE IDEON 接触篇」、なんとなく見始めたのですが、いまひとつだったなー。ちょっと期待してたんだけど。TVシリーズの総集編ということで、かなりの駆け足だったと思われ、お話がぜんぜん掴めず、置いていかれっぱなしのまま終わっちゃった感が満載でした。

映画「メイズ・ランナー 最期の迷宮」

Maze Runner: The Death Cure  
Wes Ball 2018
★★  

Thomas leads his group of escaped Gladers on their final and most dangerous mission yet. To save their friends, they must break into the legendary Last City, a WCKD-controlled labyrinth that may turn out to be the deadliest maze of all. Anyone who makes it out alive will get answers to the questions the Gladers have been asking since they first arrived in the maze.
The Movie Database

映画「メイズ・ランナー 最期の迷宮」を観ました。
「メイズ・ランナー」シリーズ、たぶん3部作なんだと思いますが、その最終話です。「メイズ・ランナー」数年前に、AmazonPrimeでたまたま1作めを観て、結構面白かったので、引き続き、観ています。
が、なんだか徐々につまらなくなっていくんだなー、残念なことに。

この最終話、いまひとつって感じかなー。巨大迷宮からの脱出とか、走り続けるとか、第1作めのコンセプト?からは完全に逸脱というか、なんというか。もう少し疾走感もあるとよかったんだけど。

とはいえ、気楽に観れるライトな青春モノと思えば、そこそこ面白いです。

映画「グラン・トリノ」

Gran Torino
Clint Eastwood 2008
★★★★★

Widower Walt Kowalski is a grumpy, prejudiced, tough-minded, unhappy, old, Korean War veteran who can’t get along with either his kids or his neighbours. His prize possession is a 1972 Gran Torino he keeps in mint condition. When his neighbour, Thao—a young Hmong teenager under pressure from his gang member cousin—tries to steal his Gran Torino, Walt sets out to reform the youth and takes steps to protect Thao and his family from the gangs that infest their neighborhood.
The Movie Database

映画「グラン・トリノ」を観ました。クリント・イーストウッドが監督主演した2008年の映画のようです。
これも何気にタイトルを聞いたことがあるくらいで、ほとんど知らなかったな。にしても、すごくよい映画でした。というか傑作でした。

クリント・イーストウッドがなにしろかっこいい。かっこいいだけじゃなくて、頑固な偏屈爺なので、ちょっとユーモラスな感じもありました。でもって、ラスト。敏感な方は想像ついたかもしれませんが、私には衝撃でした。でもって、なるほど、と。ここまで主人公が引っ張ってきた心のもやもやのようなものを、こういう形で精算、かたをつけたのか、と。ちょこちょこと貼られた伏線が一気に収斂というか。

私は、これまで、いまもかな、クリント・イーストウッドは大好きな俳優でもなく、どちらかといえば、あの佇まいというか、空気というか、が苦手なタイプでした。だがしかし、「グラン・トリノ」はよかったなー。「ミリオンダラー・ベイビー」もかなりよかったけど、こっちのほうがよりよかった。感動でした。

10年前の米国の様子を描いてますが、移民問題が厳しい感じです。いまはもっとひどくなってるんだろうなー。という視点で見ると、さらに重苦しさを感じます。