長澤知之“IN MY ROOM”TOUR 2014@東京キネマ倶楽部(11/14)

長澤知之、長澤くんのライブ、“IN MY ROOM”TOUR 2014@東京キネマ倶楽部に行ってきました。
もう随分前、昨年、2014年11月14日です。
ツアー初日でした。
東京キネマ倶楽部は、私は初めてでしたが、鶯谷だっけ、にあるビルの5階だったかなー。
チャラン・ポ・ランタンとかがライブを演ったりしてるそうです。
なんだか劇場のような小ホールのような、とても素敵な空間でした。
2階にも席があるようでしたが、今回は、お客さんは1階のみ、パイプ椅子が敷き詰められていて、後方の端のほうに座ることができました。
立ち見のお客さんもいらっしゃったようです。
で、ライブ。
私は、“IN MY ROOM”のライブはこれで3回めだったかな。
どうもそのコンセプトがいまひとつピンとこなくて、できれば、フツウのライブが観たいなーとかシツコク思ったりもしてました。
が、やっぱり、長澤くん。
毎回、この形式でもいいかー!ってな思いに変わります。
今回もやっぱりそうでした。
いいライブだったな〜。
会場は、左手にアルバム「SEVEN」のジャケットにもなっている長澤くんによる大きな絵が飾られ、中央にはドアのような窓のような、があったっけかな、右手には黒いカーテンらしきものがかかってます。
この右手の黒いカーテン、まったく自然だったので、なんとも思ってなかったんですが、後々、ここがガラッと変わるとは!
とりあえずは、長澤くんがふらっとステージに現れてライブが始まりました。
1曲めが「左巻きのゼンマイ」。
若干、テンポを早めにしていたようで、ストロークがかっこいい。
声もほとんどバッチリってな感じに出ていたように思います。
“IN MY ROOM”の趣旨とかのMCから「けやき並木道」、「只今散歩道」(口笛もバッチリ)と続いて「茜ヶ空」。
この「茜ヶ空」がすごくよかった。
曲が始まる前に、一緒に歌おうといったMCがあったような気がするんですけど、いやいや、一緒に歌えないわー。
長澤くんの圧倒的なボーカル。
グサグサきます。これだよ、これ。というボーカル。
前半のクライマックスってな気がしたな〜。
続く「センチメンタルフリーク」もよかったんですが、歌詞が飛んじゃったところがあって、ちょっと残念。
そして「宛のない手紙たち」、「黄金の在処」、「バニラ」、「いつものとこで待ってるわ」と、アルバム「長澤知之III」からの曲を中心に進みます。
「黄金の在処」と「バニラ」は、曲間がなく、一つの曲みたいな感じで演奏されました。
よかったです。
「バニラ」は歌詞もかわいいですけど、綺麗なギターの旋律がすごくいいなーと思います。
そういえば、この日の長澤くん、MCが多かったな。
ゴキゲンでした。
ここで、驚き?のリクエストコーナー。
長澤くんが、その場で3曲くらいでしょうか、の曲リストを紙に書いて、それを紙飛行機に折って、客席に飛ばします。
紙飛行機を手にしたお客さんが、そのリストの中からリクエストをするというもの。
“IN MY ROOM”らしい企画、かも、です。
若干、間延びしちゃう感じが、うむー。ってな気もしましたが、それはそれ。
楽しい企画でした。
紙飛行機はいまひとつ飛ばなくて、失速ってな感じも会場の笑いを誘ったりして。
でもって、お客さんは、リストの中に書いてない曲をリクエスト、というハプニング。
その曲が「マカロニグラタン」。
何気に、私は、この曲で嬉しかったかも、です。
長澤くんは、突然のリクエストにも、なんともない風に演奏してて、実際、すごくよかったなー。
ちょっと唐突に「死」についてのMCがありました。
珍しく長々と語っていましたが、ユーモアを交えつつって感じでした。
何か思うところがあったのかなー。
私は、その話を聞いていて「享楽列車」の歌詞を思い出してました。
そして「静かな生活」、「風を待つカーテン」、「そこぬけ」、「スリーフィンガー」と演奏されます。
この辺り、さらっと書いちゃってますが、それぞれよかったです。
長澤くん、ピックで弾く機会が増えたのかな〜、なんてことを思ったりもしたかな。
なんとなく、曲によってはアタックがより強い感じに聴こえたような。
ウソかも、ですが。
私は、久々だった「ねぇ、アリス」。
キーを下げて歌われてましたが、いい歌です。じーんときます。
MCのあとに長澤くんの音頭?で、ここで、乾杯。
乾杯の後での「回送」。
ちょっとすごい流れでしたが、あの印象的なイントロがほぼなく、いきなりの長澤くんのボーカルで入る「回送」。
前半はギターは控えめで、ボーカルが前面に出てくるアレンジでした。
感動です。
長澤くん、エレキに持ち替えて、バックの音と合わせた「フラッシュバック瞬き」。
今日はボーカロイドの声はほとんど聞こえなかったような。
バックの音源は、日によって替えてるのかな〜。
いや、長澤くんの声だけのほうがぜんぜんいいのですが。
エンディングも短かったような。ウソかも。
ここで、長澤くん。
一人だとダレてくる?、バンドがいたらいいのにな〜とかいうMC。
そして!
エレキの爆音が!
Guitar:西川進が舞台左手の2階?から、Bass:松田”FIRE”卓己が舞台左手から登場。
舞台右手に何気なくかかっていたカーテンが落とされ?、ドラムス:タナカジュンが!
心底、びっくりしたな〜。
ここでバンド登場とは!
まったく予想してなかった。
そして、すごく嬉しかったなー!
演奏されたのは「THE ROLE」。
はげしく気持ちがいい!
すごくいい。
弾き語りの長澤くんも、もちろんいいんですが、やっぱりバンドだろ〜!
さらに間髪入れずに「Blue Blue」。
なんと!
私、すごく久しぶりにライブで聴いたような気がするな〜。
重たい曲調がまったくもってキモちいい。
ここで、お客さんに動画を撮ってほしい旨のMCがあってからの「シャウト」。
私も一応トライしてみましたが、まー、なかなか上手くいかないもんです、ってな感じでした。
そして、このところ私がハマってる「享楽列車」。
バンドバージョンは初めてです。
シツコイですが、やっぱりバンドのほうが私は好きだな〜。
すごくよかった。
で、本編最後となる曲は「誰より愛を込めて」でした。
後半は、お客さんとのコーラスの掛け合いがあり、また、メンバー紹介もありました。
にしても、幸せ感あふれるなー。
最高のキモちです。
これはいいライブだ!
バンド形式になってからの興奮、なんだか久々のキモちだったな。
驚きが生んだ感情だとしても、やっぱり、演奏が、歌が、ボーカルがよかったんだと思うな〜。
とにかく、すごく満足のライブだったのです。
って、まだアンコールがありました。
アンコールは、長澤くんお一人で「無条件幸福」。
これまた、なんと。
ギターもボーカルもマイクを通さない完全生音。
グッときました。
さっき、書いたとおりだなー。
まさに、無条件幸福な気分。
という、“IN MY ROOM”TOUR 2014の初日、でした。
始まる前は、どんな感じかなーと若干の不安もあったりもしましたが、想像を遥かに超えた良いライブだったと思います。
やっぱ、バンドがいいなーと思ったり。
長澤くんの声にグサグサときたり。
とっても満足なライブでした。
これだから、長澤くんのライブはやめられない。
って感じです。
最後に曲リストです。
01. 左巻きのゼンマイ(PAPER STAR)
02. けやき並木道(シングル「カスミソウ」)
03. 只今散歩道(長澤知之III)
04. 茜ヶ空(SILENTSIREN)
05. センチメンタルフリーク(SEVEN)
06. 宛のない手紙たち(長澤知之III)
07. 黄金の在処(黄金の在処)
08. バニラ(長澤知之III)
09.いつものとこで待ってるわ(長澤知之III)
10. マカロニグラタン(シングル「僕らの輝き」)
11. 静かな生活(SEVEN)
12. 風を待つカーテン(P.S.S.O.S.)
13. そこぬけ(長澤知之III)
14. スリーフィンガー(SILENTSIREN)
15. ねぇ、アリス(EXISTAR)
16. 回送(JUNKLIFE)
17. フラッシュバック瞬き(黄金の在処)
18. THE ROLE(JUNKLIFE)
19. Blue Blue(PAPER STAR)
20. シャウト(長澤知之III)
21. 享楽列車(長澤知之III)
22. 誰より愛を込めて(黄金の在処)
〜アンコール〜
23. 無条件幸福(黄金の在処)