前しか見ていない

清志郎というかRCのベスト盤が6月1日に発売された。毎年のように発売されてはいるが、今回はレコード会社2社共同企画の2枚同時リリース、音も良い(ように聴こえる)という、なかなか気合のはいったベスト盤だ。
が、当の本人、清志郎は自らのライブのなかでそのことには一切触れていない。そもそも「GOD」リリース直後の「Romance Gray@パルコ劇場」でも、三宅さんが「ボスはたぶん言わないと思うから・・・アルバム「GOD」が発売されました!」と言っていたように、清志郎は宣伝ということにはかなり無頓着なような気がする。ミリオンセラーがほしいと常々言っているのに。
で、宣伝に無頓着ということはおいといて、清志郎はほんとに過去を振り返らない。常に前しか見ていない。そんな印象を受ける。ライブで「雨あがり」を毎回演るのも、過去を振り返っているわけではなく、客のニーズに応えてるということだと思う。映画「不確かなメロディ」のなかで、藤井裕が「前しか見ていない」と清志郎のことを評していたのが印象的だった。考えてみれば、自転車も基本的には前しか見ないしなぁ。これはちょっと違うか。
それにしても、常に後ろ向きの自分にとって、これは、もー尊敬を通り越して、驚異だ。清志郎に惹かれ続けているのは、楽曲が好みで好きなことはもちろん、清志郎のその姿勢あるいは生き方、存在そのものが他の誰よりも魅力的にみえるからだと思う。
心のもち方次第で、誰でも、清志郎のようになれることができるのかなぁ。