大停電の夜に


クリスマスイヴの夜、東京全域が停電になってしまう。真っ暗な都会で繰り広げられる、一夜の人間ドラマ。主な登場人物は12人。閉店を決めたバーのマスター、その向かいで賑わうキャンドルショップの店員。そして愛人に別れを告げる中年男、エレベーターに閉じこめられた男と女…。無関係のようだった彼らに、思わぬつながりが見えてくる。(Amazon)
NHK BS2で放送された映画「大停電の夜に」を観ました。
豊川悦司、田口トモロヲ、原田知世、吉川晃司、寺島しのぶ、井川遥、阿部力、本郷奏多、香椎由宇、田畑智子、淡島千景、宇津井健といった錚々たるキャスト。
いくつかのまったく異なるエピソードが交錯して、最後に収束させるという映画です。
これ、キマるとホントに面白くて、すきなパターンです。
で、「大停電の夜に」はというと。
惜しいなぁ。
もうちょっとのところで、むちゃくちゃ面白い映画になったのに、って感じでした。
けっこういけてると思うんですよね。エラそうか。
でもあとちょっとだなー。
一番残念だったのが、天文好きな少年とモデルの女性とのエピソード。
このお話はまったく絡むことなく、グダグダと終わっちゃったような。
それとも、私の見方が甘かったかな、どこかで絡んでたのかな。
とはいえ、2時間10分、それほどだらける事なく観ることができました。
なるほどーと思うところもけっこうあったし。
クリスマスの映画だけど、そんなに甘甘じゃないところも良いです。
豪華キャストのなかでは、田畑智子が良かったです。
実は、まったく知らない女優さんでしたが、静かな熱演というか、そんな感じ。
どんな方だろうと検索すると井上ひさしの「頭痛肩こり樋口一葉」で主演してるじゃないか。
ほーっ。
何気に私が初めて観た、そして今のところ、その1回だけの舞台が「頭痛肩こり樋口一葉」でした。
20年以上前なので、そのときは田畑さん主演じゃなかったけど。
ずれた。
それと、宇津井健と吉川晃司が思いのほかツボでした。
宇津井健はスポーツカーを運転するシーン、吉川晃司は「銀ちゃん」と呼ばれるところがなんとなく「蒲田行進曲」をホウフツさせたり。
豊川悦司のベースを弾くシーンもなかなかでした。
という、「大停電の夜に」。
なかなか面白かったです。