このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり。
(Amazon)
「鴨川ホルモー」読みました。
面白いです。怪作(言葉ある?)です。すごいです。
なんでこんな物語を思いつくのか、作者の頭の中をのぞいてみたい。
そんな気になります。
なんだか全てがばかばかしくて。笑えます。
いや、ばかばかしいとは褒め言葉です。
基本、青春です。これがまたよくて。
主人公のうじうじ感がたまらないです。
「物忌み」(無期限の引きこもり)の件などかなり共感。
読み終わった今、ふと考えると、オニとの絡みがなければもしかしてフツウのありきたりの青春モノのような気がしないでもありません。
でも、メインは「ホルモー」だもんなー。
メリハリも効いているし、後半にかけての盛り上がりも最高です。
読後感も抜群でした。
でもって、ちょっとした折りにでてくる「まさし」がツボでした。
にしても、ホントによくこんな小説が書けるなーと思います。
一度読んだら忘れようにも忘れられない物語です。
