映画「地獄の黙示録」

Apocalypse Now
Francis Ford Coppola 1979
★★★★

ベトナム戦争が真っただ中のサイゴン。アメリカ陸軍情報部のウィラード大尉にある密命が下される。それは、カンボジアに特殊任務で赴いたままジャングル奥地に自らの王国を築き、カリスマ的な存在と化した危険人物カーツ大佐を暗殺せよ、というもの。任務を全うすべく、ウィラード大尉は4人の部下とともに哨戒艇に乗り込み川をさかのぼる。道中、極限状態に晒され続けた彼らは幾多の異常な世界を体験していく。やがて彼らはついに、ジャングルの奥深く、カーツ大佐が潜伏する“王国”へと辿り着くのだった。(The Movie Database

映画「地獄の黙示録」を観ました。数々の賞を受賞した、フランシス・フォード・コッポラによる1979年公開のアメリカ映画です。私は、30年くらい前に観て以来、2回めかな。

やたら長くて重たい印象がありましたが、やはりそのとおり。クレイジーな場面が延々と続きます。湿度が異様に高く暑苦しい、映画を観ているだけの私でさえ、汗が滲み出てくるような、そんな感じ。継続した緊張感で、激しく疲れます。

にしても面白い。お話の展開がそれほどないので、退屈といえば退屈かもしれません。が、とにかく画面から湧き出る熱量が凄まじい。

30年ぶりに観た映画、ストーリーはこんなだったのかとあらためて思ったりもしました。で、地獄の黙示録といえば、ドアーズ「The End」。実際、私は、真っ赤に燃え上がるジャングルを背景に「The End」が流れるラストシーンだけ、覚えてました。だがしかし。なんと、ラストシーンで流れなかったんだなー「The End」。冒頭で流れたけど。なんだかそこは拍子抜けしたし、若干、納得いかずてな気持ちもあったり。とはいえ、自分の記憶違いだったかという気もしたり。

ググってみたところ、やはり、当初のラストシーンを変更してしまったようです。まじか〜。これは残念。ググった結果、このレビュー(『地獄の黙示録 特別完全版』 – LACROIXのちょっと辛口映画批評2)がピンときました。ほんとに残念。