忌野清志郎 完全復活祭の感想

忌野清志郎 完全復活祭@日本武道館に行ってきました。
凄いライブでした。今まで体験したライブでも間違いなく最大の感動と興奮です。
まずは、清志郎、完全復活おめでとう!そしてありがとう!
ほんとに良かったです。
3時間にわたる完全復活祭、感想を書き始めると、とてつもなく長く際限なくなりそうなのでなるべく簡潔にまとめていきたいと思います。あ、そういえば、完全復活祭は追加公演もあります。申し訳ありませんが、ここからは思いっきりネタばれの内容が含まれます。
さて、なるべく簡潔といってもまとめる術がよくわからない。ということで、いつものとおり、テキトウに時系列に書いていきます。
今回の私は気合いが入りまくりです。「地味変」で告知されていた物販開始時間の14時に武道館着。もちろんまだ会場には入れませんが、グッズ売り場には既にまーまーの長蛇の列。20分並んでパンフレット等々を入手。開場まではこのパンフレットを隅から隅まで読んで過ごしました。パンフレット、これがまた豪華かつ読み応えたっぷりでここでは書きませんが、とにかく楽しめました。清志郎ファン、RCファンなら必須のものですね。
17時に開場。お客さんはいつもの清志郎のライブのように老若男女入り交じりです。お子さん連れもけっこう目につきます。
ステージはいつもの武道館のときのようにセッティングされていましたが、後方(北側)も開放していてまさに360度から観られるようになってます。後方のお客さんに配慮したのかな、ステージ後方にはちょっとした段があって、そこから一階北側のお客さんとはもの凄く近い感じです。
私の席はアリーナではなく、一階西3列目くらい。最初にチケットを手にしたときは、げーマジ?ってくらいちょっと落胆したのですが、席についてみると、これがまたなかなかの位置。ステージを真正面からは観られませんがステージの端が目と鼻の先でした。
18時を10分くらい過ぎた頃でしょうか、場内アナウンスが入ります。そして、そこからはお客さんの手拍子と歓声。なんか異様なまでの熱気を感じました。ストーンズの武道館公演でも開演直前にここまでは盛り上がってなかったんじゃないかな〜。そして会場の明かりが落とされ、大歓声のなか、ちょっと不気味で印象的なフレーズが鳴り響いてきました。「BEAT POPS」に収録されている「君を呼んだのに」です。えっ、このヘビーな曲が一発目?と驚いたのですが、違いました。「君を呼んだのに」のイントロをSEにしてスクリーンに清志郎の映像が流れます。清志郎の顔のアップの写真が次々と映し出されます。がん治療のためスキンヘッドだった清志郎、みるみる間に髪の毛が伸びてきます。まさに清志郎復活の軌跡。病院の中で撮ったと思われる(しかも自ら?)清志郎の写真、絶望したときもあったでしょうが、写真からはそれを楽しんでる風にも見えます。凄いです。一昨年の夏の清志郎からのメッセージが頭に浮かびます。
「新しいブルースを楽しむような気持で治療に専念できればと思います」
あっという間に髪の毛を立て、派手な衣装に身をまとった清志郎がドアを開けてステージに向かう姿に。この映像が映し出されている間のお客さんの大歓声も凄かった。私、もうこの時から涙。いやー、ほんといい映像でした。
あぁ、まだこれからがライブの本番だ。
そしてステージにはNICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNSがいつの間にか勢揃い。「KINGのテーマ」っぽい曲を奏でてたかな、でもっていつもの司会者登場。
「Mr.完全復活 忌野清志郎〜!」
伸ちゃんがEのギターを弾きだします。「JUMP」だ!書き忘れてましたが、ステージ両袖に用意されていた大きな風船8個くらいが舞いだします。
そして、清志郎登場!シャブちゃんを引き連れ、マント姿。すげー歓声だ。
「夜から朝に変わる いつもの時間に〜」
いつもの清志郎だ。復活だ。もしかしたら闘病前よりも声が出てるかもしれない。涙。
間髪入れずの「涙のプリンセス」のあとにMC。
「帰ってきたぜ」
「応援してくれた全ての奴らに感謝します」
「励ましてくれた全ての奴らに感謝します」
「勇気をあたえてくれたみんなどうもありがとう」
こんな感じ。そして「誇り高く生きよう」、「ダンスミュージック☆あいつ」、「NIGHT AND DAY」と「夢助」からの曲が続きました。清志郎はステージの端から端まで来てくれるし、西のほうに来た時にはまさに狂喜乱舞。北側のお客さんの前でずうっと歌ったり、いつもながらサービス満点です。「ダンスミュージック☆あいつ」のときだっけな、梅津さんの華麗なステップも凄かった。この3曲はNEW BLUE DAY HORNSの活躍が印象に残ってます。
「バンドに戻ってこれてすごい嬉しい」といったMC(泣かせるなぁ、そして嬉しい)のあとにメンバー紹介。新井田耕造こうちゃんのときのお客さんの盛り上がりはもの凄かったです。で、厚見さんのピアノから「デイ・ドリーム・ビリーバー」。清志郎のハープ、ちょっと出だしを間違えていたような気もしましたが良かった。これまた涙。
そして、、、
暗くなったステージでは、清志郎がアコギを持ち、聴き慣れたコードを弾きだします。伸ちゃんも合わせてきます。どこからか、3本目のギターの音色が聴こえてきます。Chaboだ!!Chaboがステージにゆっくりギターを弾きながら登場。大歓声。これだけで涙。しばし、3人のギターに身を委ねていると清志郎のボーカルが。「いい事ばかりはありゃしない」でした。Chaboが清志郎と1本のマイクでハモります。大歓声。涙。Chaboは「新宿駅のベンチでうとうと〜」の1小節でボーカル。大歓声。涙。
この演出は最高にカッコよかったし、感動でした。
思えば、この「いい事ばかりはありゃしない」がRC一発目でした。そしてここからRCナンバーがしばらく続きます。「君が僕を知ってる」、「チャンスは今夜」、「ぼくの好きな先生」、「私立探偵」、「多摩蘭坂」です。なんだかんだでやっぱり好きなんだよなぁ。幸せな夢見心地な時間でした。
「チャンスは今夜」、意外だ〜嬉しい!んですが、実は開演前のリハの音が聞こえちゃったんですね、私。いやいや、それでも嬉しかったです。「チャンスは今夜」のときには、後半に10数人の女性がステージに乱入?清志郎とかに花束を渡したりという演出もありました。Chaboと片山さんのソロも良かったなぁ。お二人のダック・ウォークも楽しい!片山さんヨロヨロだし。伸ちゃんは頭の上にギターを掲げてのソロ。「ぼくの好きな先生」では最後の最後、清志郎によるカズーで古井戸の「さなえちゃん」のフレーズも聴けました。
「私立探偵」はかなりアレンジを変えてました。イントロだけではまったくわかんなかったです。選曲としてはすごい嬉しいんですが、サビのところ、清志郎がファルセットじゃなくてかなり残念でした。このライブではここだけだったかな、残念だったのは。
だがしかし、次の「多摩蘭坂」がすごい良かったんだなぁ。これもイントロがちょっと変わっていたんですが、清志郎のボーカルが入ってからはオリジナルに近いアレンジだったと思います。
「夢助」から「毎日がブランニューデイ」を演奏したあと、清志郎がいったんステージを降りていきます。ChaboのMCがまた泣かせます。
「一緒に演奏できて嬉しい」
「ファン、事務所とかに敬意を」
「清志郎が愛する、清志郎を愛する家族、おめでとう」
で、清志郎との初めての共作だという古井戸の「コーヒー・サイフォン」が演奏されました。ほのぼのとしたいい歌でした。35年以上前のお二人の姿が目に浮かぶようです。ライブ前に読んだパンフレットにもこの「コーヒー・サイフォン」のことが触れてあって、余計に感じられたのかもしれません。
ステージからは懐かしい、聴き慣れた電子音が鳴り響いてきます。ドラムがリズムを刻みだして、伸ちゃんが3コードを弾きだします。あぁ、なんだかとっても懐かしい「GOD」だ。清志郎はというと、ステージ後方の客席北側辺りから登場でした。なんだか怪しげな仮面を付けてます。何気に、だんだん声が心配になってきていた(かすれてきたような気がしていたので)のですが、またしても復活した感じでしたね。そして、またしても厚見さんのピアノでとんでもなく優しいイントロが。「スローバラード」です。厚見さんのスロバラのピアノ、好きだなぁ。でもって、この前のNHK「SONGS」でも一番感動したのですが、この日のスロバラも最高。ハイライトだらけの復活祭のなかでも、格別だった気がします。
ドラムが8ビートを刻み、ギターがタイトなリフを刻みだし、ホーン隊が絡んで、とうとう「激しい雨」です。「RCサクセションがきこえる〜」で、たたみかけるように「ドカドカうるさいR&Rバンド」、「キモちE」。最高のR&Rショーです。楽しくてショーガない。「キモちE」のコーラスがChabo、たまらん。清志郎は紙吹雪を飛ばすマシンのようなものを持って、紙吹雪をまき散らしていたような。
興奮のるつぼの中、またまた厚見さんの荘厳なキーボードに乗っかって清志郎のMC。「Baby何もかも」の始まりです。いつもよりは短めでしたが、完全復活祭でも言ってくれます。
「戦争や紛争がいっぱいだ」
「どうしてみんな仲良くできないんだろう」
「みんなに聞きたいことがあるんだ 愛し合ってるかい?」
熱いラブソング「Baby何もかも」、本編最後の曲でいて、もしかして最高の声だったかもしれません、清志郎。すごいです。テンポが変わる直前の「べいべー〜〜」がたまりません。涙。マントショーを3、4回、布団ショーを1回(ステージ後方、北側の席の真ん前、これは羨ましい)やって、伸ちゃんの「完全復活 忌野清志郎〜」のシャウトで名残惜しくもラストとなりました。
だがしかし、まだまだ怒濤のアンコールが待っていました。
まずはChaboを含むバンドの面々がステージに。そしてChaboが。
「清志郎には歌ってもらわないと困るんだ」
「清志郎を呼んでくれ」
といったMCから清志郎コール、「完全復活祭によおーこそ!」
え?「よおーこそ?」と思う間もなく、きたろうさんが思いっきり待ちこがれていたベースラインを弾き始めます。「よォーこそ」だ!
清志郎がステージに走って登場。「走って」です。あぁカッコいい!
「よォーこそ」に乗っかってのメンバー紹介はChaboとこうちゃん。盛り上がらないわけないです。なんだかここからまた夢の続き、復活祭第二部が始まるようなそんな感じ。でもって、80年の「Rhapsody」日仏会館に思いが飛びます。私は参加してないのに、RCのライブも観たことないのに。清志郎ソロの「Gotta GottaGotta…」の迫力ときたら凄過ぎです。ほかのメンバー紹介も順々にこなしていき、NEW BLUE DAY HORNSのときはお馴染み「I Can’t Turn You Loose」。ほんと、最強のメンバー紹介ソングというかR&Rですね。ここで「よォーこそ」が体験できるとは夢にも思ってませんでした。
で、間髪入れずに「ROCK ME BABY」。さらに、「OK, Chabo!」ときたら「雨あがりの夜空に」です。Chaboの荒削りなギターがたまらんです。こんなことしか書けませんが、超盛り上がりました。最高です。エンディングは清志郎のマイク回しの繰り返しで、でした。そして、これでアンコールも終了。メンバー全員が完全燃焼といった感じのステージでした。みんなで肩を組んで、最初に前のお客さんに向かって深々とお辞儀。続いて後方北側に移動。後方のお客さんにも長々とお辞儀。今回、北側のお客さん嬉しかっただろうなぁ。バンドメンバーが笑顔でステージを降りていきます。
だがだがしかし、まだ清志郎がステージに残ってます。
シャブちゃんからアコギを渡され、マイクの前に。お客さん、大歓声。
「もう1曲演っちゃおっかな」みたいなことをいって歌いだしました。
  夢のような事ばかり言って ごめんね
  My Honey Oh 信じて
  夢のような事ばかりしてきた ぼくなのさ
  My Honey そう 信じて
BOOKER T.&THE MG’Sとの日本ツアーの模様を収録したアルバム「HAVE MERCY!」のなかの1曲「LIKE A DREAM」でした。もの凄く意外な選曲でしたが、これがまたもの凄くいい曲で。ほんとにいい曲で。感動しました。涙。「LIKE A DREAM」の最後はこう歌われます。
  夢のような事と笑われても きっと
  My Honey そう信じて
  その夢を
この復活祭のエンディングにこれ以上ふさわしい曲はないような気がします。
しつこいですが、ほんとに良かった。
でもでもしかし、清志郎も知らなかった(と思われる)見せ場(?)がまだありました。ステージに清志郎のお子さん、タッペイくんとモモちゃんが花束を持って登場したのです。お二人とも大きくなってました(あたりまえ?)。これまた気分は10年くらい前、お二人が子供の頃の姿が頭をよぎります。清志郎も思いっきり照れていたようです。タッペイくんや清志郎がステージを降りるとき、迎えていたのはChaboや伸ちゃんだったように見えました。みんな笑顔です。お客さんもみんな笑顔です。
と、こんな素敵な復活祭でした。
この復活祭に参加できたことが本当に嬉しいです。
清志郎の元気な姿を観られて本当に嬉しいです。
気合いの入った演奏を披露してくれたChaboをはじめとしたメンバー、とても素晴らしかったです。
でもって、超満員の武道館のお客さん。これほど雰囲気の良いライブも体験したことありません。素晴らしかったです。
まだまだいける、清志郎はまだいける。そんなことをあらためて確信した夜でした。
やっぱり長くなっちゃいましたが最後にリストを書いときます。間違ってるかもしれません。
01.JUMP
02.涙のプリンセス
03.誇り高く生きよう
04.ダンスミュージック☆あいつ
05.NIGHT AND DAY
06.デイ・ドリーム・ビリーバー
07.いい事ばかりはありゃしない
08.君が僕を知ってる
09.チャンスは今夜
10.ぼくの好きな先生
11.私立探偵
12.多摩蘭坂
13.毎日がブランニューデイ
14.コーヒー・サイフォン
15.GOD
16.スローバラード
17.激しい雨
18.ドカドカうるさいR&Rバンド
19.キモちE
20.Baby何もかも
(Encore)
21.よォーこそ
22.ROCK ME BABY
23.雨あがりの夜空に
24.LIKE A DREAM