先週の土曜日(7月21日)、シネスイッチ銀座で「サイドカーに犬」を観ました。
映画を映画館で観るのは、1年数か月ぶり、シネスイッチ銀座では15年ぶりといったとこです。
そのシネスイッチ銀座は、昔と変わらず、とってもいい映画館でした。なんつっても上映する映画がみな渋いよなー、ってそんなに観てないけど。
で、「サイドカーに犬」ですが、今思い浮かんだシーンを単語で書き出すと、
○いい事ばかりはありゃしない
○国立駅
○自転車
○月光仮面
○夜の市営グランド
てな感じ。もう、ほとんど清志郎の世界ですね。少なくとも私にとっては。
監督も少なからず意識しているのは間違いないでしょう。原作かもしれないけど。
ちょっと補足すると、RCの「いい事ばかりはありゃしない」はヨーコさん(竹内結子)がちょっと歌ったり、挿入歌としてなかなかいい場面で使われています。最初から最後まで流れれば最高だったんですが、さすがにそれはなかった。
舞台は80年代の国立です。もう取り壊されてしまった三角屋根の国立駅がしっかり映ってました。再現したんだろうな。
ヨーコさんと薫(小学4年生、主人公)がプチ家出して(いや、この場面じゃなかったかな?)、お父さんに迎えを電話で頼むときに出た言葉が「月光仮面」。
ヨーコさんは自転車乗りで、自転車の乗り方を薫に教えます。で、「自転車はいいよ。世界が変わるよ、大袈裟じゃなくて」(ちょっと違うかも)。
ヨーコさんと薫が話しこむのが、夜の市営グランドです。
ということで、もうこれだけで個人的には充分満足なんですが、映画そのものも面白かったです。
ストーリーは起伏がないので、退屈に思う人もいるかもしれませんが、かなり生真面目で大人しい薫の心の揺れを丁寧に繊細に描いています。薫役の子役がまた良かったな。笑顔が自然で。
ヨーコ役の竹内結子は、がんばってましたね。悪くはなかったけど、期待してたほどじゃなかったかな。
映画らしい映画って感じもしたかな。
あー、海(伊豆かな)の場面も綺麗で良かったなー。終わり方もさわやか。
あんまり思いたくはないし、書きたくもないんだけど、80年代のほうがいい時代だったかもなぁ。
と、やっぱり思ってしまう映画です。
とはいえ、80年代も清志郎も経験していない人にもおすすめです。
あー、もう一つ思い出した。エンディングで流れた曲がけっこう良かったんで誰だろうと思ったら、YUIの「Understand」という曲のようです。アレンジが派手な気もしましたが、なかなかです。さすが売れてるだけのことはあるなー。って売れてるのか、よく知らないんですが。
