Nagasawa Tomoyuki Band Tour ‘Kumo No Ito’ 2017@大阪 BIGCAT

4月18日、長澤知之、長澤くんのライブに行ってきました。
Nagasawa Tomoyuki Band Tour ‘Kumo No Ito’ 2017というバンドでのライブの初日です。
バンドのライブツアーって、めちゃくちゃ久しぶりなような。
4年ぶりくらい?
しかも、メンバーも初期の頃の凄腕の方々。
ギター : 松江潤、ドラム : 秋山タカヒコ、ベース : 須藤俊明に、キーボードが山本健太という感じ。
これだけでも嬉しい。
そうそう-10th Anniversary Anthology-ということで、記念ライブってな意味合いもあったのかな。
BIGCATは、私は、2008年5月の“フジーユー”発売記念ライブ以来だったみたい。
それはそれで、思い返せば複雑なんだけど、とりあえずは18時に会場に。
整理番号が早いこともあって、私にしては、珍しく前から5列目くらいのところで開演を待ちます。
お客さんは、満員とはいかなかったようですが、寂しいってほどではなかったような。
このところ多くなったような気がした男性客ですが、やっぱり9割以上は女性ファンって感じです。
立ちっぱなしの1時間の待ち時間は、けっこう厳しかったですが、会場に流された英国ロック中心の曲が楽しめました。
19時5分くらいに開演。
1曲めから音の分厚いヘビーな「片思い」。
うーん、いいね。
バンドの音に包まれる感じがたまりません。
バンドは、初日とはいえ、安定していた感じに見えました。
長澤くんは、いつものというか、ところどころ歌詞が飛んだりという場面もありながら、絶好調とまではいえないけど、よく通る声でよかったです。
続く「MEDAMAYAKI」の疾走感も気持ちよく。
長澤くんは、弾き語りのときよりもグッとMCが減って、ガンガン曲を繰り出す感じ。
私は、こういう感じのライブのほうが好きだな〜。
感じ方は人それぞれとは思いますが、もっともっと、客を突き放すストイックなライブでもいいかもしれません。
てな感じで、中盤までは比較的激しい曲をガンガン。
「フラッシュバック瞬き」とか新鮮だったかな。
長澤くんの高音ボーカルにはエフェクトをかけてたのかな〜。
そうそう、今回のライブでは、音にエフェクトをかけてた場面もそこそこ目立ったかな。
「アーティスト」はストレートな曲で、CDでは、なにげにあんまり印象に残らなかったんですが、バンドのアレンジに合っていて、いい感じでした。
「スリーフィンガー」
長澤くんのアコギと松江さんのエレキの絡みから始まって、ドラムとかが入ってくるというキモちのいいアレンジだったな。
重厚な「夢先案内人」、若干キマってないところがあったような気がしましたが、ここは一つのハイライトだったんだろうな〜。
次回に期待。
という「夢先案内人」に続いては、松江さんと長澤くんのお二人で「はぐれ雲 けもの道 ひとり旅」。
アコースティックコーナーてな感じですが、これも、もう少しキマってくれると嬉しかった。
いや、ぜんぜん良いんですけどね。
続いて、山本さんが加わって「無題」、メンバー全員が再び参加して「狼青年」てな流れでした。
アコースティックからエレクトリックへという流れが自然でよかった。
で、イントロで、それぞれがちょっとサイケな音を奏で始め、長澤くんも珍しくスライドバーを手にして、ボトルネック奏法をちょっとやってたりのあとで、印象的なリフで「STOP THE MUSIC」。
これはよかったな~。
いままで、なんとなくグッとくる機会がないまま、いやライブは楽しかったけども、だったんですが、「STOP THE MUSIC」は長澤くんのボーカルも鬼気迫るってな感じで。
「神様がいるなら」、「R.I.P.」に続いて、松江さんがヴァイオリン(と思われる)弓を手にして、幻想的な音から、「マンドラゴラの花」です。
これまたすごくよかったなー。
そして「蜘蛛の糸」。
めちゃくちゃよかったです。
ツアータイトルに使われている通り、ハイライトだったかと思います。
長澤くん、ここというところのボーカルはホントに凄くて。
心にグサグサときました。
演奏も然り、感動です。
このあと、本編ラストは「僕らの輝き」。
程なくして、アンコールで「THE ROLE」。
1曲しか演らなくて、あらっと思ってたけど、2度めのアンコールで「P.S.S.O.S.」。
これで最後でした。
ちょっと短いかなーと思いましたが、21曲。
やっぱりバンドのライブはいいなー。
メリハリが効いていてキモちがいいです。
音の塊が、ガンガンくる感じもいいし。
初日で、ちょっと手探りな感じもあったような気もしましたが、なにしろ「蜘蛛の糸」がすごくよくて、満足です。
しかし、バンドツアー、3日間しか演らないんだよなー。
まだまだ聴きたい曲がたくさんあるし、コンスタントに活動してくれるとホントに嬉しいんだけど。
そういえば、ライブの最後、長澤くんが「長澤知之バンドでした」って言っていたような。
こういう言い方は初めて聞いたような気がして。
長澤知之バンド、いいね。
セットリストはこんな感じ。
間違っているかもしれません。
01. 片思い(PAPER STAR)
02. MEDAMAYAKI(JUNKLIFE)
03. あんまり素敵じゃない世界(SEVEN)
04. 明日のラストナイト(JUNKLIFE)
05. フラッシュバック瞬き(黄金の在処)
06. バベル(SEVEN)
07. アーティスト(GIFT)
08. スリーフィンガー(SILENTSIREN)
09. EXISTAR(EXISTAR)
10. 夢先案内人(JUNKLIFE)
11. はぐれ雲 けもの道 ひとり旅(JUNKLIFE)
12. 無題(GIFT)
13. 狼青年(P.S.S.O.S.)
14. STOP THE MUSIC(黄金の在処)
15. 神様がいるなら(P.S.S.O.S.)
16. R.I.P.(Archives # 1)
17. マンドラゴラの花(JUNKLIFE)
18. 蜘蛛の糸(Archives # 1)
19. 僕らの輝き(僕らの輝き)
20. THE ROLE(JUNKLIFE)(アンコール)
21. P.S.S.O.S.(P.S.S.O.S.)(アンコール)