累(1)〜(3)/松浦だるま


累(1)〜(3)/松浦だるま(Amazon)
二目と見れぬ醜悪な容貌を持つ少女・累。その醜さ故、過酷な道を歩む累に、母が残した一本の口紅。その口紅の力が、虐げられて生きてきた、累の全てを変えていく――。(Amazon)
累という漫画を読みました。
松浦だるま、新人の方のようです。
ぜんぜん知らなかったんですが、おもしろかった。
1巻は、「醜悪な容貌」ってだけで人格から何からすべて否定されるような展開にかなり違和感を覚え、うむーってな印象でした。
現実にはそういう場面も多々あるのかもしれませんが、それを正面から肯定されるようなのはどーかなーってな気分。
が、2巻、3巻と進むにつれ、そのようなことはどうでもよくって、物語の展開に夢中。
かなりぶっ飛んでるストーリーですが、それがおもしろい。
演劇とか舞台についてもっと興味があれば、もっとおもしろく感じられるように思います。
虚構から真実に近づいていく、みたいな。いや、これはかなり大げさか。
ともあれ展開がおもしろくて、次巻以降も楽しみな漫画です。

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