松前藩の御用商人、飛騨屋のあこぎな商いと、その番人たちの横暴さにアイヌたちは苦しんでおり、まさに蝦夷地は暴動が起こりかねない鬱屈状態にあった。そんな蝦夷地に、御家人の葛西正信、臨済宗の僧、洗元、天台宗の僧、静澄の三人の日本人が江戸からやって来る。この三人の日本人は何の目的でこの地にやって来たのか。彼らは何も明かそうともせず各地を自由に動き回っていたが、葛西正信はアイヌを救け、ハルナフリというアイヌのこれからを背負った聡明な若者と出会い、洗元はアイヌのための養生所を作ることで、夫を自殺で失ったハスマイラという美しい女性と知り合う。穏やかな時間が流れる片方で、憤りの大地は地鳴りのように響き、亀裂し、その揺れが各地に波打ち始めた・・・
(劇団ピープルシアタートップページ)
蝦夷地別件という舞台を観てきました。
私は、舞台というか、お芝居ってほとんど興味がなくて、自分でチケット入手して観にいったのは、これで2回めです。
しかも、初めて観た舞台ってのが、高校生のときの、井上ひさしの「頭痛肩こり樋口一葉」。
ほとんど30年ぶり。
で、その蝦夷地別件。
正直、それほど期待はしないで観てたんですが、これが面白い。
単純に面白いと思いました。
演劇って、ぜんぜんまったく詳しくなく、よくわからないんですが、舞台転換っていうのか、話の展開というのか、話の継ぎ目というのか、が、すごく工夫されていて、テンポよく話が進んでいくのにまずは驚きました。
この舞台がトクベツなのか、なにしろ30年ぶりなんで、その辺りはよくわからないんですけど、上手いなーって思ったなぁ。
舞台の右、左(これも言い方があったよな)、前方、後方をすごく上手く使っていて、なんだかよかったなー。
ちょっと比較に出すのは筋違いって気もするけど、イベント・ライブとかで、バンドの入れ替わりが妙にイマイチでしらけちゃう。
そんな経験は数多くしているのですが、そういう感じは皆無、です。
当たり前なのか。
とにかく、お話の進め方?にとっても感動しました。
で、内容ですが、重たいです。
いろいろ考えさせられました。
なんだろう、革命というか、蜂起というか、その結末。
武力での衝突であることには間違いありません。
自称?平和ボケの私、単純明確に戦争反対と思ってる私です。
難しいです。
このような場面に身を置くことになったとして、あくまでも、武力行使は反対などと言ってられるのか。
と、大変重たいテーマを扱っている舞台でしたが、これまた単純にお話もおもしろかったです。
テンポがよかったからかな。
2時間30分くらいのお話でしたが、飽きもせず、最後まで楽しめました。
また機会があったら、舞台も観てみよう。
そんな気になりました。
