共犯者 THE ACCOMPLICE

「共犯者 THE ACCOMPLICE」という曲があります。
RCサクセションのアルバム「MARVY」に収録されてます。
アルバム「MARVY」は1988年2月発売、その年の8月には「COVERS」。
「COVERS」のおかげで、といっていいのか、なんかちょっと影が薄くなっちゃった印象があるかな。
でも、私は、「MARVY」が発売されたときはすごく嬉しかったな。
スタジオ・アルバムのなかでは、このアルバムからまたRC熱が再燃、って感じ。
で、「共犯者 THE ACCOMPLICE」。
自分の中では、けっこうアルバムを代表するくらいの曲です。
RCにしては、珍しいタイプなのかな、重たい、なんというか、正統派的に重いというか。
歌詞もちょっとハードボイルドタッチというか。ちょっとだけ、だけど。
とにかく、君の部屋に かくまってくれるかい?と問い続ける歌です。
わけもわからずに 追いかけまわされて逃げまわらなきゃならない時、
どこにも帰れずに 汚れた服を着て逃げまわらなきゃならない時、
地ベタに落されて すべてをはがされて逃げまわらなきゃならない時、
かくまってくれるかい?
かくまっておくれよ
閉じ込めておくれよ
で、唐突に、こんなことが歌われます。
  君の手紙を読んだ 君の考え方が書いてあった
なんて書いてあったのかはまったく説明なし。
そもそも、「君」が誰なのかもわかりません。
曲最後の方には、これまた唐突に、
  君の時計を持ってる 君にプレゼントをもらった
というフレーズも歌われます。
この2行だけで、
なんで追いかけまわされているのか、逃げまわっているのか、
なんで誰にも説明できないのか、一人じゃ説明できないのか、
といったことが吹っ飛んじゃう。ような気がするのです。
そういうことがどうでもよくなる。
君の手紙には何が書いてあったのか、君の時計って何なのか。
意識がそこに集中しちゃう。
「スローバラード」と同じで、一気に空想が広がる感じ。
手紙と時計、プレゼントだけで、そこまで問い詰める感じがそもそもすごい。
君の考え方はどんなものだったんだ。
もう、映画が1本できそうなくらい。
と、そんなことを延々20年以上も考えてたりするのです。
とはいえ、この曲は代表曲って感じにはなってないなー。
ベストアルバムにも全然入らないし。
ライブも聴いたことないしな。(そもそもRCのライブは行ったことないんだけど)
いい曲だと思うんだけどなー。
(って、そういう曲が他にもたくさんあるんだけど)
なんてことをツラツラ思う夜。