普段、テレビは見ないし、本も漫画も読まない。
だがしかし、私は笑いの力をけっこう信じている。
笑いで世界を変えられる。
そんなことをけっこう本気で信じている。
前にも書いたことがあるような気がするけれど、井上ひさしの小説「ブンとフン」がきっかけだった。
荒唐無稽、抱腹絶倒な、たぶん、中学生くらいが対象の小説だと思う。
子供向けってわけでもないけど。
この小説は衝撃だった。
もともとどちらかといえば反権力な方向に向いていたとは思うけど、この小説で決定づけられた。
ような気がする。
いや、反権力といっても、なんだ、学生運動とかそんなことじゃない。
そもそも私の世代で学生運動なんてなかったし、革マルとかいたかもしれないけど、まったく理解できないし、そういうくだらない反権力じゃない。
反権力ってのは、なんか変だな。
もっと直接的な言葉でいえば、政治家やそういう先生と呼ばれている方の発言をまんま信じない、そんな感じ。
ズレた。
「ブンとフン」はナンセンスな革命の話だ。
痛快だった。
発想が自由だった。
笑いで世界が変わる。
最高だ。
井上ひさしからは戯作者のことも学んだ。
命がけで笑いに取り組む戯作者達。
笑いで世の権力者たちを蹴飛ばすことができる。
最高じゃないか。
私が小学生か中学生の頃のこと。
このときの思いは変わっていない。
まだ、清志郎には出会っていない頃のことだ。
