「PLEASE」のB面だ。
何気にA面とは趣がかなり異なる。
まずはタイトルを並べてみる。
7.ぼくはタオル
8.ミスター・TVプロデューサー
9.いい事ばかりはありゃしない
10.あきれて物も言えない
11.体操しようよ
ヘビーな曲が中心となっていて、可愛い曲がアクセントになっている、ってな感じだ。
ヘビーな曲とは、「いい事ばかりはありゃしない」と「あきれて物も言えない」だ。
タイトルからして否定形だ。
ということで、B面一発目「ぼくはタオル」。
これはわからなかったなぁ。というか、いまでもわからない。
いや、わからないから嫌いだということではない。
ジャングルっぽいビートにシュールな歌詞とアグレッシブなギターソロが乗っかってる。
歌詞の内容から、ほされている時期、暗黒時代に創られたんだろうなーと思う。
うーん、ヘビーだな、けっこう。それでも可愛い感じもするから不思議。
途中、聴こえてくるターザンの声は、オフィスオーガスタの森川社長の声だとどこかで読んだ記憶がある。
ウソかも。
そして「ミスター・TVプロデューサー」。
ロックショーを彼女と見たいという他愛のないといえば他愛のない歌。
それでも好きだなぁ。ほのぼのとしたPOPな感じが大好きだ。
で、「いい事ばかりはありゃしない」。ヘビーだ。
オリジナルでは聴けないものの、Chaboによるワンコーラスが印象的だ。
復活祭ではもちろん、30周年武道館ではChaboによるカバーが披露された。
Chaboが好きな歌なのかもしれない。
中央線を新宿から吉祥寺、国立と下っていくフレーズが秀逸だ。
さらには、「月光仮面が来ないのと あの娘が電話かけてきた」のフレーズは清志郎にしか描けないものだと思う。素晴らしい。
「何も変わっちゃいない事に気がついて 坂の途中で立ち止まる」
ここのフレーズも、ふとした拍子に頭の中に浮かぶことが多い。
そして「あきれて物も言えない」。
カバーズ事件後に披露されたバージョンが強烈だが、初めて聴いたときからかなりお気に入りな曲だ。
「低能なヤマ師」と「信念を金で売っちまう おエラ方」と「オレ」の三者だけで、世間を描写しきった素晴らしい歌詞だと思う。
清志郎の表現豊かなボーカルが心に突き刺さる。
ラストの「まだまだ 香典集まりそうだ 当分 苦労はさせないぜ」なんて、清志郎以外に誰が書けるというのだ、と思う。
重たくなった雰囲気を一気に吹き飛ばすラストナンバー「体操しようよ」。
ベスト盤とかに入ったことはないけれど、これこそ、隠れた名曲だと思う。
この平和な雰囲気はなんなんだ。ほのぼのとしているけど、なぜか涙がでてくるようなそんな感じ。
ムダな言葉が一切なくて、自分の気持ちを現している表現もない。
それでいて、ここでの情景がまるで映画をみているかのように頭の中に広がる。
ラストナンバーにふさわしい傑作だと思う。
と、アルバム「PLEASE」について書いてみた。
あらためて、いい曲が揃っているなーと思う。
私は昔からベスト盤というか編集テープをつくることが好きで、RCや清志郎のものもずいぶんつくった。
RCや清志郎は発表している曲数が膨大なので、その自作ベスト盤から漏れる曲も数多い。
が、「PLEASE」では2曲を除いて、その他9曲はなんらかのベスト盤に入れた記憶がある。
それほど好きな曲が多いアルバムなのだ。
