History of THE STREET SLIDERS (Disk-1 SLIDERSの軌跡)


昨年10月末に発売された「History of THE STREET SLIDERS」のDisk-1「SLIDERSの軌跡」を観ました。1983年12月の久保講堂「Blow The Night」から2000年10月29日のLAST LIVE@日本武道館での「Boys Jump The Midnight」まで、そのほとんどがライブ映像で構成されているものでした。
まずは冒頭、唐突に、Harryの「ハロー!」から始まります。で、そのまま「Blow The Night」へ。83年のHarry、その歌声やギターが聴こえなければ完全にただのチンピラです。スイマセン。でも、そのサウンドはもーカッコよくてカッコよくて。蘭丸はどこまでも妖艶で。
曲の合間に1行、2行のちょっとしたメンバーのコメントが入ったりもしながら、時はどんどん流れていきます。
初期の頃の荒削りなR&Rがとてつもなくキモチがいいのですが、だんだん貫禄がついてきて、ちょっと落ちついちゃったかなと思った頃、1989年4月の「Yooo!」と1989年8月「Back To Back」の合間のHarry。どこだろう、楽屋?スタジオ?、場所がよくわからないのですが、突然ヒゲ面になったすごく苦しそうなHarryの映像が入ります。動いていないのに、滝のように流れ落ちる汗。呼吸が荒く、息づかいまでも聞こえてきそうです。目の下にはクマ。そしてフリップが流れます。
「思い通りにいかないこともあったね。そんなもんだろ、だって。誰だって」
「ロックン・ロールにしがみついてるわけじゃない。ただ、とらわれてるだけだよ」
このときの映像が一番印象に残ってます。
Harryって太々しいところと繊細で神経質なところを微妙なバランスでもっているような感じがします。
Slidersは私が覚えている限りで2回くらい活動を休止(冬眠っていってなかったっけ)しています。結局、その休止の原因てのがいまだによくわからない。Harryになんかあったんだろうなー、でもよくわからない。
それと、1996年の「夜毎悩ましい街で」。
曲の最後にHarry、蘭丸、Jamesが1本のマイクで歌うシーンがあります。
Harryのこのときの笑顔、表情がたまりません。演奏が、歌うのが楽しくてしょうがないような。口笛を吹いたあとの無防備な照れたようなHarryがカッコいーのです。エンディングの時も素敵です。Slidersの映像のなかでは、この「夜毎悩ましい街で」が一番好きかもしれません。
だがしかし、Slidersは2000年に解散。
もったいないなぁ。こんなバンド、そうそうほかにはいないと思います。