ARABAKI ROCK FEST.08’/忌野清志郎&NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS

ARABAKI ROCK FEST.08’の最終日、プログラムの一番最後の時間になろうとしています。
場所は一番デカイ「MICHINOKU」ステージ。思いのほか(失礼)とっても熱いライブを繰り広げたBEGINが終わって30分くらい経つでしょうか。
辺りはすっかり暗くなって、いー感じに浮かび上がる「MICHINOKU」ステージ。
・・・と言いたいところなんですが、何しろ寒い。非常に寒い。とんでもなく寒い。
昨夜は冷たい雨にやられましたが、二日目は温度の低さと風でした。
ホントどーしようって感じでした。どーしようもないんですが。
ARABAKIというか陸奥をなめたらいけません。なんとなく昨年もそんなことを思ったような気がするのですが、とにかく寒かった。
私はスタンディングゾーンのちょうど中央付近に陣取りました。
何気に陣取るってほどお客さんは満員って感じじゃなかったかもです。
もちろん、ぜんぜん寂しいって感じじゃありませんが、超満員じゃなかったようです。ちょっと残念。
お客さんは圧倒的に若者比率が高いです。高いというか9割は若者って感じでした。
定刻の19:45になりました。それほど遅れてなかったと思います。いよいよです。ARABAKI独特のオープニングSEが鳴り響き、観客の歓声が一段と高まります。
忌野清志郎 & NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNSの登場でした。
打楽器だけ(だったか)のSEに乗っかってメンバーが登場。で、ファンファーレのようないつものメロディーを奏で始め、いつもの司会者が登場、お客さんを煽ります。「ミスター完全復活 忌野清志郎〜!!」
同時に伸ちゃんのEのギターが炸裂、デカイ風船5〜6個がステージ袖から飛ばされます。そして、マントに身を包んでシャブちゃんに添われた清志郎が登場です。完全復活祭のポスターで着ていた桜色のスーツ姿の清志郎(たぶん)。お客さん、超大盛り上がり。「JUMP」です。
完全復活祭から一月半。ともかく清志郎の歌が聴けるだけで嬉しい。
そんな感傷めいた気分をすっ飛ばす演奏とお客さんの歓声と歌声と笑い声。
フェスっていいなぁ。心底思います。
続いては「ROCK ME BABY」です。復活祭ではどーだったか忘れちゃいましたが、今回はかなりテンポを落として重い感じの演奏でした。この曲の掛け声って4小節のうち1、2小節が「Hey!」で3小節目がなくて、4小節目が「Hey!Hey!」てな感じなのですが、初めて聴くお客さんが多かったのかもしれません。3小節目も釣られるように「Hey!」と叫んでました、最初のうちですけど。なんだかいいなぁって感じです。楽しいです。
間髪入れずの「毎日がブランニューデイ」。
ここからは「NIGHT AND DAY」、「ダンスミュージック☆あいつ」と『夢助』からのナンバーが続きました。途中には、
「2年ぶりの来日だぜ」
「ここに戻ってくることを夢にみていた奴らに感謝します」
といったMCやちょっとしたコール&レスポンスがありました。
そうそう、「NIGHT AND DAY」では初っ端の歌詞をちょっと変えてました。「湖を包む」とかだったか。会場に隣接してる釜房湖を意識したんだと思いますが、あまりにぴったりでさりげなかったんでほとんど誰も気がつかなかったかもしれません。
「ダンスミュージック☆あいつ」は梅津さんですね。今回も大活躍。最後の方は「ダンスミュージック☆うめづ」でキマリです。それと、清志郎のハープがカッコよくて印象に残ってます。伸ちゃんのソロと絡む感じで凄く良かったです。アレンジ変えたのかな?前からそうだったかな?
続いては「デイ・ドリーム・ビリーバー」に「涙のプリンセス」。
「デイ・ドリーム・ビリーバー」ではそこここでお客さんの歌声が聞こえます。いい雰囲気でした。清志郎がハープを吹く度に沸き上がるお客さんの歓声もいい感じです。
と、こんな感じで進んだ清志郎のライブでしたが、私は何気にいまひとつ乗り切れない気分でいました。完全復活祭の感動があまりに大きくてそれを引きずってたのかもしれませんが、清志郎の声がいまひとつに聴こえたのが一番大きかったと思います。かなり心配でした。
だがしかし、ここからはそんな心配もちょっと吹き飛ばすナンバーが続きました。
まずは「スローバラード」そして「世界中の人に自慢したいよ」。
このバラード2蓮荘はほとんど反則です。むちゃくちゃ感動しました。
「スローバラード」なんて何回聴いたかわかんないですが、いつもいつも感動です。なんなんでしょう。ちなみに、完全復活祭と同じく「One More Time, One More」というブレイクが入るバージョンでした。
そして「世界中の人に自慢したいよ」。これがまた「スローバラード」を上回る感動です。すごく久しぶりに聴いたような気がしますが、清志郎のボーカルがずんずんと心に入ってきます。途中、バックの音を落として清志郎の声を際立たせるアレンジでしたが、最高でした。
終盤の怒濤のR&Rに突入です。
「明日なき世界」、清志郎のフルートから入って、伸ちゃんの印象的なリフで始まるアレンジでしたが、これまた良かったです。ここまでR&Bの色が濃いような展開だったと思うのですが、色がガラッと変わって引き締まった感じ。伸ちゃんの攻撃的なギターも最高でした。それにしても、今回ARABAKIでたくさんのバンドを見てきましたが、直接的な反戦というかLOVE&PEACEの歌って、この「明日なき世界」が初めてでした(たぶん)。そういう意味では、ARABAKIのフェス全体の色も変えた1曲でした、私にとっては。
ライブ本編のラストです。「上を向いて歩こう」に間髪入れずの「キモちE」。最高にキモチのいい時間でした。「上を向いて歩こう」では各メンバーのソロに清志郎がホラ貝です。盛り上がりました。
「キモちE」のときだっけなー、金銀のテープがステージから大量に噴射されて凄かったです。ホント大量でした。で、エンディングはちょっとしたマントショーがあったのかな。伸ちゃんが「King of SOUL 忌野清志郎!」と煽りまくります。フィナーレにふさわしいナンバー、エンディングでした。
と、そういえばラストナンバーが「Baby何もかも」じゃなかったなーと思ってたところ、アンコール1発目に用意されてました。
「世界で一番平和な感じがする」
「みんなに聞きたいことがあるんだ 愛し合ってるかい」
「最後に熱いラブソングを演ります」
といったMC。
ラストはマントショー数回で、布団ショーはありませんでした。
が、最後の最後、シャブちゃんがマントを清志郎に被せ、演奏が唐突に止まります。
あ、これは「雨あがり」だなと思った瞬間です。が、シャブちゃんがマントを徐に上に上げると清志郎が消えてます。ん?ざわつく観客。
伸ちゃんが「雨あがりの夜空に」のイントロを弾き始めました。すると、ステージ袖から清志郎が登場、ちょっとしたマジックみたいなショーでした。お客さんも大盛り上がり。新しいパターンです。エンターティナーだなー。ステージ前にいたお客さんはカラクリがわかったのかな?私のところからはさっぱりわかんなかったです。それにしても楽しい〜。ということで「雨あがり」、お客さん、大合唱です。伸ちゃん、間奏の時、跳ねてます。それを見たお客さん跳ねてます。
エンディングはマイク回しでキメを数回でした。
最後はいつものようにメンバー全員と肩を組んで深々と御辞儀。
1時間30分強くらいのステージだったでしょうか、「また会おうぜ」の清志郎の言葉が耳に残ってます。
フェスの最後を飾る素晴らしいステージでした。
こうして振り返ってみると、清志郎のMC、いつにも増して少なかったような気がします。定番の言葉は随所にありましたが、たとえば本番前に自転車で峠超えしたとか、今度DVDが発売されるとかそういう類のMCは皆無でした。曲だけで進めるというか勝負するというかそんな感じでしょうか。それがまたちょっと新鮮で、さすがだなーと思いました。
最後に曲のリストです。間違ってるかもしれません。
01.JUMP
02.ROCK ME BABY
03.毎日がブランニューデイ
04.NIGHT AND DAY
05.ダンスミュージック☆あいつ
06.デイ・ドリーム・ビリーバー
07.涙のプリンセス
08.スローバラード
09.世界中の人に自慢したいよ
10.明日なき世界
11.上を向いて歩こう
12.キモちE
〜 アンコール 〜
13.Baby何もかも
14.雨あがりの夜空に