男盛ノ花盛 in 野音/SION

昨日(4月19日)、日比谷野音で行われた「トーキョーブラッサム スペシャル” 男盛ノ花盛 in 野音 “」というイベントに行ってきました。お目当ては、SION & The Cat Scratch Combo、他には怒髪天とThe ピーズの出演です。SIONが出るからというそれだけの理由だったので、誰が主催なのかといったところはまったく知らないままでした。
当日は、前日ほどではありませんが、冷たい小雨とかなり強い風が吹いていてかなりキビシい状況でした。家を出るとき、というか、直前に部屋から見た外の景色ではなんとなく穏やかそうな雰囲気だったのでちょっと薄着で、ま、雨も降らんだろうと雨具も持っていきませんでした。が、家を出て、数分後にはとっても後悔。すぐに小雨がぱらつき始め、すんごい強い風です。後悔したものの、今から家に戻ると間に合わんということでそのまま野音に。天気は悪くなる一方で、開演時間15分前に野音に着いた頃には、土砂降りとはいいませんが、カッパがないとキビシイ状況、しょーがないので500円でカッパ購入。冷たい風が吹き抜けます。あー、薄着で来たことを激しく後悔。むちゃくちゃ寒いです。
お客さんは比較的若い方が多かったようですが、7割くらいの入りだったでしょうか。ステージには「怒髪天」と書かれた大きな幕がかかっています。私はこれを見たときも、あー、一発目が怒髪天なのかなーなどと能天気なことを思ってました。なにしろ、「怒髪天」と「Theピーズ」の区別がいまいちわからない私だったので。
開演時間の17時に、一発目「Theピーズ」でイベントが始まりました。で、40分くらいのステージのあと、18時にSION、19時から怒髪天と続きました。イベントが進むに連れて、あぁ、怒髪天が主催だったんだと気がつきました。
ということで、SIONのライブです。
まずは一言、良かった、最高でした。いつも最高とか書いているのでまったく信憑性に欠けるのですが、ほんとに良かったのです。ひっかき楽団は昨年10月の衝撃のデビューライブ@新宿ロフト、3月の渋谷クアトロと2回ほど体験していますが、今日のステージが一番良かったような気がします。リズム隊、一彦さんのギター、そしてSIONのボーカル、あの最悪の天気の野外ステージで、音の抜けが抜群に良かったです。
まずは一発目、渋谷クアトロと同じく「ZERO」でした。カッコいーです。「わかんねーかも」のコーラスをベースの清水さんがやっていることに気がつきました。続いて間髪入れずに、「みんな光の中から生まれてきたからさ」というフレーズが印象的な新曲。これは6月に発売されるアルバムに収録されてるんだろーな。楽しみです。
続いて「Valentine」。一彦さんの緩急あるギターが大活躍です。今まで何度も聴いてきた「Valentine」ですが、今回のが一番ぐぐっときたような気がします。SIONのボーカルも気合いが入っている感じで最高でした。あの強烈に嗄れた声なのに歌詞がはっきり聴き取れるのは、心にぐさぐさとくるのは不思議な感じもします。唯一無二とはこのことですね。エンディングの一彦さん、アンプの前でフィードバックと格闘している姿がカッコよかった。
怒濤のR&Rの連荘、「一瞬」、「ちょっとでいいんだ」、「新宿の片隅から」です。
すごーく生意気なことを書いてしまいますが、リズム隊、どんどん良くなってきてるような気がします。今までのステージは一彦さんが一人で引っぱってるというイメージが強かったんですが、今回はバンドの音の塊が凄い勢いで放射されてる、そんな感じです。
正直、SIONお目当てのお客さんは一番少なかったと思います。だがしかし、このSIONのボーカルとバンドの迫力ある音に圧倒されたお客さんも、かなりいたんじゃないかなー。贔屓目なしに、音の抜けは間違いなく一番だったし、グルーブも最高でした。
そして最後の一曲。
ラストの定番になりつつある「マイナスを脱ぎ捨てる」。
固まりました。SIONの歌がぐさぐさと心に突き刺さります。涙。
今まででベストかそれに近い演奏だったような気がします。ホントに良かった。
と、気がつくと40分足らずのSIONのステージでしたが、時間が短いだろうことはわかっていたし、大満足でした。ホントにいいステージだったなーと思います。映像に残してもらいたいくらいの熱演でした。
SIONのときが一番雨脚が激しかったような気がするのですが、そんなことに気がついたのもSIONがステージを降りたあとでした。
リストを書いておきます。たぶん、間違ってはいないでしょう。
01.ZERO(Discharge)
02.(新曲)
03.Valentine(20th Milestone)
04.一瞬(Untimely Flowering)
05.ちょっとでいいんだ(Untimely Flowering)
06.新宿の片隅から(SION)
07.マイナスを脱ぎ捨てる(20th Milestone)
さて、他の出演者についても一言。
The ピーズ。MCで怒髪天ですと言った(ような気がした)りもしたもんだから、これが怒髪天かーと最初は思ってしまいました。20年くらい前から名前を知っていたような気がするのですが、まともにステージを観たのは初めてです。3ピースのロックロールバンド。ベースを弾きながらのボーカルがカッコよかったです。ちょっと斜に構えてる、でもユーモアのあるところが素敵でした。
怒髪天、凄い盛り上がりでした。スイマセン、全然知らなくて。
とはいえ、どっかで観たことあるはずなんだよなぁ、と調べたところ、2002年8月の名古屋で行われた「爆音交差点」というイベントで観てました。その時の感想はこんな感じ。
>「怒髪点(だと思う)」全然知らないバンドでしたが、なかなか良かったです。ユーモアもあって、演奏も良く、曲も良い。売れるんじゃないかなー。って、もう既に売れてるんでしょうか。
相変わらず失礼な感想ですね。そもそもバンド名を間違えてる。
で、実際に野音で体験した感想は、やっぱり同じ感じです。ユーモアがあって演奏もいいし、なにしろボーカルの増子さん、歌詞が聴き取れるところがとっても良いです。MCも面白い。お客さんを盛り上げるのもうまい。売れるよなーって感じです。
曲というか歌詞や雰囲気がなんだか演歌みたいだなーとステージを観ながら思っていたんですが、今、オフィシャルやWikipediaをちょっと見てみたら、「R&E(リズム&演歌)という新しいジャンルを確立」だったんですね。なるほど。