忌野清志郎・甲本ヒロト・北川悠仁(ゆず)・桜井和寿(Mr.Children)etc… 豪華ゲスト多数参加の三宅伸治デビュー20周年記念ALBUM!! MOJO CLUBでデビューし、その後アーティスト及び忌野清志郎のギターリストとして活躍。そんな三宅伸治がデビュー20周年を迎え、それを記念し、忌野清志郎音頭の日本有数のロックアーティストが多数集結!!こんなに豪華なメンツのトリビュートALBUMが他に何枚あることだろう!?
★参加アーティスト忌野清志郎、甲本ヒロト、北川悠仁(ゆず)、桜井和寿(Mr.Children)、真島昌利、木村充揮、GO!GO!7188、YO-KING(真心ブラザーズ)、仲井戸麗市、Leyona、友部正人、など
確かにすげーメンツです。
こんなアルバムは伸ちゃん以外に創れないだろうなという気がします。
20周年記念アルバムということでベスト盤といってもよいかと思いますが、あらためて、三宅さんの曲っていーよなぁ。なかでも最近の曲がぐぐっとくるのは凄いです。
14曲、それぞれ良いのですが、かいつまんで。
「月がかっこいい」オリジナルの直球R&Rが大好きです。なもんで、ジャングルっぽいビートと大フューチャーされたホーンのアレンジに最初はなんとなく違和感を覚えたんですが、これがカッコいー。より泥臭くなった重いロックです。ヒロトのボーカルとハープが効いてますね。
「Forever Young」これまたオリジナルが大好きな曲ですが、こちらはなんだか最初からすんなりきました。クレジットを見ると、マーシーのボーカル&ギターを除けば、Nice Middle with New Blue Day Hornsの面々でした。これだけでぐぐっとくるもんがあるんですが、オリジナルのちょっと湿った感じを、レゲーっぽいアレンジとマーシーの投げやりなボーカル(いや、良い意味で)でいい具合に拭い去ったなーという印象です。
「So-So」これまたいい曲ですねー。Leyonaのボーカルがたまりません。ボーカルだけみれば、この曲のLeyonaが一番ハマってるような気がします。最後のほうの「たのむよ お願いだ」のハスキーさが好きだなぁ。バラードっぽい?控えめに鳴ってる石田長生のギターも良いです。何気に、清志郎がエレピで、新井田こうちゃんがドラムで参加してます。
「ギター・マン」クドカンと山田武郎が参加してますが、バックの三宅伸治バンドの演奏もカッコいー。特に切れ込んでくるHornが好きだなー。
「風の行き先」メインのボーカルはYO-KINGですが、私的には今ハマりまくってるアナム&マキに注目でした。アナマキはアコギでも参加してますが、こちらは残念ながらいまひとつ存在感を感じず。だがしかし、コーラスのパンチは効いてますね。もともと大好きな曲ですが、これはオリジナルより、こっちのほうが好きかも。良いです。
「寂しい人」いい曲なんですが、オリジナルはかなり湿った感じで(それが伸ちゃんの魅力でもありますが)ちょっとだけ苦手だったりします。が、GO!GO!7188のアレンジ(たぶん)は凄いです。冒頭の「テケテケテケ」ベンチャーズ風のギターからタテノリのアレンジ。これが良いのです。アルバムの中で一番の驚きでしたし、「たたえる歌」を除けば、一番気に入った曲かもです。それにしても、GO!GO!7188っていいですねー。いまさらかもしれませんが、今度ちゃんと聴いてみようかな。新ナニサリだったかな、2・3’sの「芸術家」のカバーの衝撃が甦りました。
「一日」Chaboとの共作で新作(だと思う)。Chaboらしい曲調です。派手じゃないんですが、ぐぐっときます。深読みするのはよくないと思いつつ、「あの曲り角から 君が現れそう」、「あの坂の上から 君が歩いて来そう」なんて歌詞は、どうしても深読みしちゃうのです。
「ブギ・ナイト」弾けてキレていて最高です。MOJO CLUBの演奏なんでセルフカバーみたいなもんですが、このブギが、R&Rが、伸ちゃんの一番の魅力だなー、私には。片山さんのSaxも最高です。
「たたえる歌」こりゃ、何も言うことないですね。もともとすげーいい曲に、ほとんどすべてのゲストが代わる代わるボーカルをとって、最後には大合唱。オリジナルよりもこっちのほうが断然好きだなー。好きっていうか、清志郎のコーラスが絡んでくる辺りからは涙がでてくるよ。清志郎の「今」が頭になくても、泣けてくるような気がします。あまりにカッコいー。それにしても、ゲストのボーカルですが、誰が歌っているのか、だいたい分かります。それだけ個性ある人気も実力もある方々が揃っている、CDの帯にある「総勢約50人が参加、これまでになかった至極の20周年記念アルバム」にふさわしい1曲だと思います。しかし、こういう曲って、清志郎もヒロトもマーシーも創れないと思うなぁ。ほんとに凄いです。
そして最後の「キング・タイガー」清志郎との1曲です。ほのぼのとした曲で、なんか安心するんだなー。
かいつまんでと書きながら、ほとんどの曲を取り上げちゃったでしょうか。
やっぱ、いいんですよね。
三宅さんのオフィシャルの9月11日付けのSoul Messageに「とにかく、忙しかった何年間。か、と思うと、 何が起こったのかわからないほど、いきなり、まわりに誰もいなくなった時期。」と書かれてます。もともとの才能はもちろんですが、誰もいなくなった時にも続けられるパワー、これが強力にあるんだろうなぁと思います。清志郎もChaboもSIONも、浮き沈みの激しい世界で、一人で戦い続けて(何をやるにしても、結局、一人だと思うんですよね、サラリーマンでも)、少なくとも全然負けてない。ほんとは負けてないなんてもんじゃなくて、私にとっては彼らがいない生活なんて考えられません。
と、三宅さんですね。アルバムタイトル「つづく」って、そう考えると、けっこう意味が深いような気がします。なんかカッコいーです。永遠に続く夢みたいな。
前作(まだ半年前だぜ〜)「Blues’n Roll」も傑作だ!と思いましたが、「つづく」も素晴らしいアルバムです。そして、これからもずっと「つづく」んですから、これほど嬉しいことはありません。
DVDには、レコーディング風景と「たたえる歌」のPV(かな?)が収録されてました。みんな楽しそうに(緊張しつつの方もいましたが)演奏しているのが印象的です。清志郎のコメントも「らしいなぁ」という感じでこれまたなんだか一安心。
ともかく、三宅伸治の「次」がまた楽しみになったアルバムでした。
