JUNKLIFE/長澤知之


4月6日に発売された長澤知之、長澤くんのファースト(フル)アルバムだ。
このアルバムはいい。
スゴクいい。
めちゃくちゃいい。
発売されてから2週間以上が経つけれど、実は、ほとんどこのアルバムしか聴いてない。
延々、今でもリピートしている。70回に達しようとしている。
ホントにいいのだ。
これだけハマったアルバムは、清志郎を除けば、もしかして初めてかもしれない。
長澤くんはデビュー当時から知っている。聴いている。
デビュー直後のライブも観ている。
それでも、これほどハマったことは初めてだ。
このアルバムは傑作に違いない、とは昨年のワンマンライブや「回送」を聴いてからは、ほとんど確信していた。
が、期待が大きいが故、聴くのがちょっと怖かった。
それが、期待を大きく上回るアルバムだった。
あぁ、まえがきがドンドン長くなる。
ま、いいや。
さっさと感想を書いちゃえばよかったんだけど、それがなかなか書く気になれなかった。
なんだかどんなコトバを書いたらいいのか迷ってた。
どんなコトバも陳腐な気がして、どんなコトバも誤解されそうで。
バタバタとしていて時間がなかった、というのもあるけれど、このアルバムの感想を書くのはムズカシイ。
これだけ長々とまえがきを書いているのもそのせいだ、きっと。
それと。
Twitterでけっこうガンガンこのアルバムは素晴らしい!と宣伝?したにも関わらず、前々からのファンの方を除けば、ほとんど反応なし、だった。
そういうことは(清志郎で)慣れてるから、全然気にならない。
だがしかし、もうちょっとたくさんの人に聴いてほしい、ホントにそう思う。
気にならない、ってのはウソだな。
今、Amazonでは「音楽 – 1,940位」だって。
それはないだろう、と思う。
もっともっとこのアルバムを聴いてほしい。
アルバムを聴きたくなるようなコトを書きたい。
って想いが勝手にプレッシャーになっていた。
自我強すぎ、だな。
でも、そう思わせるのに十分すぎるほどのアルバムなのだ。ホント。
だがしかし、そんなスバラシイコトを書く能力もないので、いつもの通り、ダラダラと何も考えず、構成も考えず、思うがままに書くことにした。
ということで、「JUNKLIFE」。
1曲目「夢先案内人」からラストの「回送」まで一気にいける。
一気にいけるというか、このアルバムの曲順に最初から最後まで聴きたくなる。
まずはこの曲順が絶妙なのだ。
一つ一つの曲は、バラエティに富んでいる、と思う。
ヘビーでノイジーなロックから綺麗なバラードまで。
いくつかを除けば、一般受けするような曲は少ない。
そんな気がする。
一言で言ってしまえば、暗い、重たい、かな。
少なくとも軽くはない。
だが、いいんだなー。
現実と妄想、ファンタジー、リアル、狂気、純粋、不純、嫌悪、愛、、、
思いつくコトバを羅列した。
これらが一つのアルバムに、一つの曲のなかで破綻することなく成立している。
人間の中には、光があれば、必ず闇もある。無意識の中には、整理されず、形にならない願望や、欲動のようなものがうごめいている。そのことは避けられないことに気付いたのが、フロイトだった。
今日、たまたま読んだ茂木健一郎のツイートだ。
長澤くんはこの「闇」を描くのがとっても上手いと思う(エラそう)。
闇をさらけ出し、それをギリギリのところで留まって、光へ向かおうとする意思が好きだ。
ま、こんなゴタクはどうでもいいか。
とにかく、曲がいい、メロディーがいい。
リズムがカッコいー。
歌詞がとてつもなく素晴らしい。
ギターがいい。
歌声がたまらなく素晴らしい。
描かれてる世界観がツボだ。
これだけでいい。
これだけでいいんだけど、もうちょっと。
やっぱり歌詞が凄いな。
韻を踏むコトバも好きだし、青いところも好きだ。
「回送」をちょっと引用しちゃおう。
何日も何十日も雲のように漂って
辞めやすいバイトを転々として理由を探してたけど
ある人は「無いよ。」と言って 見下すように話題を変えて
ある人は「有るよ。」と言って白装束に着替えだした
天国のテールライト 天国のテールライトを
追いかけるグルーピーとシスターと老人とロックンローラーと猿
ノックの無いヒッピーの末路を信じてやまない猫背のロウティーン
町を出るんだ 絶えず飢え渇くんだ

こんなコトバの使い方は私は初めてだ。
解り難いけど、分かるような気もする。
とにかくブッ飛んでる。
ともかく。
私はこのアルバムが好きだ。
もっともっともっともっと多くの人に聴いてほしいと思う。
長澤くんはまだ若い。
信じられないくらい若い。
これからも、めちゃくちゃ楽しみだ。
「JUNKLIFE」。傑作だと思う。