青と透明

晴れた日に外で煙草を吸うのが好きだ。
青空に雲が流れてく。
何を考える必要もなく、ただただぼんやりと煙が流れていくだけ。
心配事は何もない。
時折、頭をよぎるのは、授業をさぼって〜、だったり、風が強い日〜、だったり。
心が和らぐ。信じられないくらい和らぐ。
今日は残念ながら青空をほとんど見ることができなかった。
職場のテレビはなぜか点けっ放しだ。
時折、パニック映画のような映像が流れる。
時折、南風がどうたらこうたらと聞こえてくる。
心がざわつく。
忙しさのピークは過ぎたはずなのに、疲れる。
とても疲れてる。
  眩しすぎる空 どこまでも青い空  俺は目をつむって 空に顔を晒す
  透き通った景色 透き通った空気  俺は目をつむって 体中で吸い込む
空に顔を晒し、透き通った空気を体中で吸い込む。
何の心配事もなく、ただただぼんやりと時間が流れていく。
そんな日がきっとくるはずだ。

青と透明 / SION
眩しすぎる空 どこまでも青い空
俺は目をつむって 空に顔を晒す
頭の先から 心地よい痺れが
足の爪先まで 俺を洗ってくれる
雑居ビルの部屋で
日も当たらない部屋で
イスに頭を持たせ 足を机に上げて
俺は目をつむって 青を想像する
蛍光灯は暗く 駅前の工事はうるさい
誰かが怒鳴ってる クラクションは止まらない
雑居ビルの部屋で
俺が見たい青を見る 空を見る
透き通った景色 透き通った空気
俺は目をつむって 体中で吸い込む
頭の先から 澄み渡った透明が
足の爪先まで 俺を清めてくれる
雑居ビルの部屋で
濁った空気の部屋で
イスに頭を持たせ 足を机に上げて
俺は目をつむって 透明を想像する
空気清浄機が唸り 駅前の工事はうるさい
誰かが怒鳴ってる クラクションは止まらない
雑居ビルの部屋で
俺が見たい透明を見る 透明を見る
どこにいたって どこにいたって
俺は青を持ち 俺は透明を持ってる
眩しすぎる空 どこまでも青い空
俺は目をつむって 空に顔を晒す
透き通った景色 透き通った空気
俺は目をつむって 体中で吸い込む