Sign ‘O’ the Times/Prince


たまに、無性に聴きたくなるのがPrince。
なかでも1986年辺りに発表されたアルバムを手に取ることが多い。
そのなかでも、これはどー考えても傑作だろうと思えるのが、この「Sign ‘O’ the Times」(1987年)。
2枚組で17曲のアルバムだ。
曲調はバラエティに富んでいるように聴こえるが、一貫して閉鎖感というか閉塞感というか、を感じる。
かといって、内に籠っているというわけでもない。
なんというか、内に秘めた強力なパワーを個々人に向けて発射する、そんな感じだ。
決して、「みんな」に向かって、ではない、ような気がする。
渋谷陽一も言っていたような気がする(ウソかも)が、僕たちというより、僕と君、そんな感じだ。
でもって、その17曲がとてつもなく素晴らしい。
ポップでいながら適度に捻くれている。
音の洪水という感じではなく、音と音の間がキモチよく、緊張感がある。
Princeひとりでそのほとんどを創り上げたという。
素晴らしい。天才だ。
「Starfish and Coffee」なんて、タイトルからして素晴らしい。大好きだ。
「If I Was Your Girlfriend」も切なくて、好きだ。
「Play in the Sunshine」、「Housequake」、「Hot Thing」といったロックでファンクな感じも素晴らしい。
歴史に残る傑作アルバムだ、と思う。

カテゴリーRock