映画「ロスト・ボディ」

The Body
Oriol Paulo 2012
★★★★

A woman’s body disappears mysteriously from the morgue without a trace. Police inspector Jaime Peña investigates the strange occurrence with the help of Álex Ulloa, the widower of the missing woman.
The Movie Database

映画「ロスト・ボディ」を観ました。Wikipediaによると、2012年のスペインのサスペンス映画で、日本では劇場未公開のようです。ふと、AmazonPrimeで見かけたので観てみたのですが、これがけっこう面白かった。

「死体安置所から女性の遺体が消えた事件と彼女の死の真相をトリッキーな展開で描いたスリラー」で、ラストは、おー!そうきたか〜、てな感じでした。全体的に重く、暗い雰囲気で、たしかに「トリッキー」が過ぎてる感はありますが、まー楽しめました。ちょっとグロテスクな描写がキツイところもあったかな。

映画「ゾンビランド」

Zombieland
Ruben Fleischer 2009
★★

Columbus has made a habit of running from what scares him. Tallahassee doesn’t have fears. If he did, he’d kick their ever-living ass. In a world overrun by zombies, these two are perfectly evolved survivors. But now, they’re about to stare down the most terrifying prospect of all: each other.
The Movie Database

映画「ゾンビランド」を観ました。
2009年のアメリカ映画、ウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリンなどが出演しているゾンビによる世界の終末を描いたもの、です。

ぜんぜん知らない映画だったのですが、そこそこ面白かったかなー。なんとなくB級感が満載だったような。気軽に観れて、少なくともつまらないとは思わなかったような。

とはいえ、3週間くらい前に観て、ほとんど内容を覚えていないという。いま、Wikipediaを見てたら、興行的にけっこう成功したみたい。で、続編が全米では既に公開中(2019年10月18日)、日本は11月22日に公開予定みたいです。なるほど〜。

映画「US」

Us
Jordan Peele 2019
★★★★

『アス』(原題: Us、英: “私たち”の意)は2019年に公開されたアメリカ合衆国のホラー映画である。監督はジョーダン・ピール、主演はルピタ・ニョンゴ、ウィンストン・デューク、エリザベス・モス、ティム・ハイデッカーが務めている。自分たちと瓜二つの姿をした集団に遭遇した一家に起こる惨劇を描いている。
Wikipedia

久々、映画館で、映画「US」を観ました。ジョーダン・ピール監督の前作「ゲット・アウト」が面白く、今作の予告編もなんだか気になる作りだったからです。

で、その「US」。これがなかなか面白かった。ホラー的な怖さも十分あるし、物語もテンポよく面白かったです。

とはいえ、ドッペルゲンガーの正体?というか、設定そのものが、かなりぶっ飛んでるので、そこを許容できるかどうかで面白いと思えるか判断が分かれそうな映画でした。万人が受けるようなタイプではないかも、ですが、そういう映画のほうが得てして面白いかも、です。私は、微妙に、うむ~!という感じでしたが、ギリギリ許容範囲だったので楽しめました。この辺りは、前作の「ゲット・アウト」にも通じるところです。

エンターテイメントですが、主題として、なんとなく奥深い点を突いているような気もします。ラストシーンが終わったあとも、考えさせられるというか。まーとにかく面白い映画でした。

映画「山椒大夫」

Sansho the Bailiff
Kenji Mizoguchi 1954
★★★★

森鴎外の同名小説を、八尋不二と依田義賢が共同で脚色し、溝口健二がメガホンをとった文芸作品。特に美術と撮影はレベルが高く、ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した。美しいラストシーンは、ゴダールが「気狂いピエロ」において引用したことでも知られる。平安時代末期、農民を救うため将軍にたてついた平正氏が左遷された。妻の玉木、娘の安寿と息子の厨子王は越後を旅している途中、人買いにだまされ離ればなれになってしまう。玉木は佐渡に、安寿と厨子王は丹後の山椒大夫に奴隷として売られた。きょうだいはそれから十年もの間、奴隷としての生活を続けるが、ついに意を決して逃げ出すことにする。しかし追っ手に迫られ、安寿は厨子王を逃すため池に身を投げるのだった。
The Movie Database

映画「山椒大夫」を観ました。Wikipediaによると、「1954年3月31日公開。大映製作・配給の溝口健二監督作品。ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を獲得するなど、海外でも高く評価され、溝口の代表作のひとつとなった」とのこと。確かに、これは面白い。すごくよかったです。

森鴎外の小説が原作ですが、私は遥か昔に読んだような読んでないような。まーすっかりあらすじもわかってませんでした。なにしろ、山椒大夫って何だっけ?、安寿と厨子王、誰だそれ、みたいな。とはいえ、あらすじを知らなくてよかったかも、です。

ストーリーはけっこうシンプル。安寿と厨子王の波乱万丈、数奇な人生を描くと言ったところでしょうか。とはいえ、その大半は非常に過酷なもの。うっすらとはわかっていたつもりでしたが、奴隷としての生活の描写は厳しいものでした。で、緩急をつけた展開で、一気にラストまで。

このラストシーンがすごくよくて。ラストシーンだけではないのですが、とても映像が綺麗です。映像が綺麗というか、斬新というか。「ジャン=リュック・ゴダールが『気狂いピエロ』で再現したほど」というのも頷けます。

ともかくすごく面白い映画で、やっぱこの時代の代表作は勢いがあっていいなーとあらためて思いました。

そうそう、それと、香川京子がとても美しい、荘園領主の山椒大夫の極悪ぶりと役人との関係なんかが印象に残ってます。

映画「マタンゴ」

Matango
Ishirô Honda 1963
★★

7人の若者を乗せたヨットが、嵐のため無人島に漂着した。その島を探索した結果、彼らより先に、一艘の難破船が漂着していたことが判明する。だが乗員の姿はどこにもなく、ただあたりは奇妙な形状のキノコが群生しているのみだった。やがて食料の残りが少なくなり、彼らは恐る恐るそのキノコを食し始める。そしてそのキノコを口にした者は、人間の姿を失い、奇怪なキノコ・マタンゴへと変身していくのだった……。原作はホジスンの「闇の声」。
The Movie Database

映画「マタンゴ」を観ました。1963年に公開された日本の特撮ホラー映画、のようです。

なんとなく存在?は知っていましたが、実際に観てみると、想像以上に面白い映画でした。特撮のような場面とか諸々、時代を感じてしまいますが、「食料と女性を奪い合って対立する飢餓と不和の極限状態」の描写はなかなか鬼気迫るものでした。

でもって、ラストのシーンが衝撃的で。へー!となったなー。それと、夜の東京の街がすごくギラギラと輝いていて印象に残ってます。ブレードランナーの街並みというか。

映画「ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島」

 

The Chronicles of Narnia: The Voyage of the Dawn Treader  
Michael Apted 2010
★★  

両親と上の兄姉が渡米中、エドマンドとルーシーのペベンシー兄妹はいとこのユースチスの家に預けられた。ある時、壁に掛けられた船の絵を見ていた3人は、突然動き出した絵の中に吸い込まれ、ナルニアの海へと放り出された。王となったカスピアンやネズミの騎士リーピチープが乗る船・朝びらき丸に救われた彼らは、懐かしい友人たちとの再会を喜ぶ間もなく、ナルニアを悪から守る7つの魔法の剣を探す冒険に加わることになる。
The Movie Database

映画「ナルニア国物語/第3章: アスラン王と魔法の島」を観ました。いまのところのシリーズの最終話。

3作をほとんど連続で観て、なんとなく第2話がいちばん面白かったような気がしたのですが、いま振り返ると、第2話はほとんど思い出せず、この第3話はそこそこ思い出せる。けっこう印象に残る作品だったのかなー。海の絵から、海水が流れてきて、洪水みたいになって、そこから異世界へ、という展開もなんだかよかったな。

少年、少女、ほんの子供だった主人公たちが、すごく成長しているのにもびっくりしました。新たに仲間に加わった生意気な少年も、いい感じに物語に馴染んでたような。

原作は、まだまだありますし、続編が作られるという話もあったようですが、このシリーズはどうもこれ以上作られなさそうです。そんなところからして、なんとなく中途半端なイメージを持っちゃったかなー。

映画「ナルニア国物語/第2章: カスピアン王子の角笛」

The Chronicles of Narnia: Prince Caspian
Andrew Adamson 2008
★★

白い魔女に勝利してから1年。現実に戻ったペベンシー4兄妹は、角笛の音に導かれ再びナルニア国へと舞い戻ってきた。しかし、この国の時間ではすでに1300年が経過しており、平和で美しい魔法の国は暴君ミラースに支配されていた。荒れはてたナルニア国を目にした4兄妹は、この国の王位継承者であるカスピアン王子(ベン・バーンズ)と出会う。
The Movie Database

映画「ナルニア国物語/第2章: カスピアン王子の角笛」を観ました。
第1作に続く2作目です。主要な登場人物はほぼ同じ、だったかな。

ファンタジーで、そこそこ面白かった、ような気がするのですが、すでにほとんど覚えてないという。実際に観たのが3週間くらい前、とはいえ、もう少し覚えていてもいいような。

予告編を見返しても、いまひとつ思い出せず、というくらいの作品だったのかしらん。まーあまり性に合わなかったということかもしれません。

映画「ナルニア国物語/第1章: ライオンと魔女」

The Chronicles of Narnia: The Lion, the Witch and the Wardrobe
Andrew Adamson 2005
★★★

第二次世界大戦下のイギリス。ペベンシー家の4人の兄妹-ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーは、ロンドンの空襲を逃れて田舎に住むカーク教授に預けられる。古めかしく広大な教授の屋敷は、子供たちにとって最高の探検場所。好奇心旺盛な末っ子のルーシーは、“かくれんぼ”をしているうちに、空き部屋で大きな古い衣装だんすをみつける。見えない力に導かれるかのように衣装だんすに入り、毛皮のコートを押しのけて奥に進むといつしかルーシーは雪に覆われた真夜中の森に立っていた。
The Movie Database

映画「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」を観ました。「ナルニア国物語」ってぜんぜん知りませんでした。1966年に日本語版が出版されているようですが、私の周りでは、あんまり流行ってなかったのかしらん。

で、2005年に公開されたこの映画、ファンタジーですなー。思いっきりファンタジーでした。子供4人が協力して、ナルニアを支配する魔女と戦う物語。子供ながらに嫉妬や裏切りのような感情を盛り込んで、けっこう面白かったです。ちょっと古い感じはしたかな、世界観も映画の描写も。

映画「LUCY / ルーシー」

Lucy
Luc Besson 2014
★★★

ごく普通の平凡な女性ルーシーは、訪れた台北のホテルでマフィアの闇取引に巻き込まれ、下腹部にCPH4という新種の麻薬が入った袋を埋め込まれてしまう。この麻薬は通常10%までしか活用できない人間の脳の潜在能力を極限まで高めることができる恐ろしいものだった。運び屋として体内の麻薬と共に移動するよう命じられたルーシーだったが、麻薬を狙うマフィアに捕まってしまう。ルーシーは激しい拷問を受けるが、その拍子に体内の袋が破れ、彼女の脳は麻薬の力で覚醒し、超人的な力を発揮してその場から脱出する。
The Movie Database

映画「LUCY / ルーシー」を観ました。リュック・ベッソン監督、スカーレット・ヨハンソン主演のSF映画です。2014年公開のようなので、5年前かー。もうそんなに経つか。

1時間30分くらいの物語、シンプルかつそれほど重くない、けっこう単純に面白かったです。スカーレット・ヨハンソンがかっこいい。なんというか、ちょっと下世話な感じがよいです。

映画「ダークナイト ライジング」

The Dark Knight Rises
Christopher Nolan 2012
★★★★

8年前、ゴッサム・シティの希望のためバットマンは町を去り、その正体であるブルース・ウェインは今も隠遁生活を送る。新たに作られたデント法のもと、平和になったゴッサム・シティだが、そこへ凶暴な悪党ベインとその一味が現われ大混乱となる。ベインは実は同じ師匠を持つ、ブルースの兄弟子だった。執事アルフレッドに去られ、ベインの陰謀で財産を失いながらも、ブルースは再びバットマンとなってベインに立ち向かう。
The Movie Database

映画「ダークナイト ライジング」を観ました。これも私は数年ぶりの2度め、になります。

クリストファー・ノーラン監督によるダークナイト3部作の最終話。スケールが大きくなってますな〜。面白いです。だがしかし、やっぱり前作の「ダークナイト」がちょっとずば抜けて面白かったので、ちょっと見劣りしちゃうかなーって感じでした。